2011 09 08

MY GREEN CITY : Back to Nature with Attitude and Style

久しぶりに本のご紹介を。
この4月にドイツで出版された『MY GREEN CITY』。


396.gif
   Robert Klanten, Sven Ehmann, Kitty Bolhofer(編)
   Die Gestalten Verlag 2011 Amazon


世界中から集められた、植物が主体のさまざまな表現手法、
街並みや生活に取り入れるためのアイデアなどが満載で
どのページをめくっても、ウキウキするようなものばかり。

日本人では、花屋でありながら、フラワーアーティストとしても
世界的に活躍する東信さんが大々的に取り上げられています。

他には、海外を拠点にインスタレーションなどを行っている
ヤマモト・ターナー・シンジさんGlobal Tree Project
銀座農園さんが手がけた表参道のビル屋上を使った畑なども。

プランターとキッチンが一体となって、生ゴミ処理と食材確保を
同時に行える次世代システムの提案や、
スケルトンのテーブルとイスがプランターになっているという
すぐに真似できそうなものまで、いろいろ。

無理にそうしようと思うまでもなく、
植物と寄り添いながら楽しく生きることは
どの国でも共通して、心地いいことなのかもしれませんね。

百聞は一見にしかず。一度、ご覧あれ。
posted by クラタ at 21:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 04 12

ありこのおつかい

ありこのおつかい

いしいももこ(作)・なかがわそうや(絵)
福音館書店 1968 Amazon

本 前回も登場した石井桃子さんが、翻訳ではなく文を担当。
   この絵本、絵も内容も相当好きです。
   水彩とペン(?)の使い分けが絶妙で、
   画面に対するそれぞれの絵の位置や配分も最高です。
   ブックデザインはどなたなんでしょうか?
posted by クラタ at 21:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 04 11

WHEN THE ROOT CHILDREN WAKE UP

そして、問題のアメリカでは・・・。

WHEN THE ROOT CHILDREN WAKE UP 2
     ヘレン・ディーン・フィッシュ(文)
     ジビュレ・フォン・オルファース(絵)
     Frederick A. Stokes Company 1930

ヘレン・ディーン・フィッシュが英訳する際に、
原作とは違う雰囲気で新たに書き下ろし、タイトルも変えられ、
フレデリック・ストークス社から1930年に出版されました。

WHEN THE ROOT CHILDREN WAKE UP 3
     ヘレン・ディーン・フィッシュ(文)
     ジビュレ・フォン・オルファース(絵)
     J. B. Lippincott Company 1941

その後、同社がリッピンコット社に買収されたことを受け、
再出版される際に、多少表紙の変更があったようです。

THE ROOT CHILDREN
     ナネット・ニューマン(文)
     ジビュレ・フォン・オルファース(絵)
     Franklin Watts 1978

最近、近所の古本屋で偶然見つけました。
こちらの作者であるナネット・ニューマンはイギリス人で、
子どもの頃から女優業をしていたようです。

夫は映画監督のブライアン・フォーブスで、有名なところだと
『紳士同盟』など、彼の作品に多く出演していました。
さらに多才な彼女は作家活動も続けていたらしく、
これは彼女の7作目にあたるそう。

フランクリン・ワッツという、ニューヨークにも支社のある
ロンドンの出版社から発行されていました。

フィッシュと同じく、文章は物語調に書き換えられています。
邦訳版と同じ箇所を抜粋してみます。

  The Earth Mother sits
   In her room 'neath the tree.
She plans and she ponders
     While drinking her tea.
   The children rush in
When their work is complete-
  New outfits they've sewn
 From their heads to their feet.

フィッシュの文章はまだ読んだことがありませんが、
石井さんの訳文を見る限り、少しずつ内容が違います。

The Story of the Root-Children
     ジビュレ・フォン・オルファース(作)
     Gryphon House 1980 Amazon

作者がジビュレ・フォン・オルファースとしか書かれていませんが、
英訳版のようで、前回登場したFloris Booksも全く同じ装丁です。

WHEN THE ROOT CHILDREN WAKE UP 1
     ヘレン・ディーン・フィッシュ(文)
     ジビュレ・フォン・オルファース(絵)
     Green Tiger Press 1988

フィッシュ版の復刊本??

When the Root Children Wake Up
     オードリー・ウッド(文)
     ネッド・ビッティンガー(絵)
     Scholastic Press 2002 Amazon

ここまでくると、ほとんど原型をとどめていませんが・・・。

MOTHER EARTH AND HER CHILDREN
     ジビュレ・フォン・オルファース(作)
     ジークリンデ・シェーン・スミス(キルト刺繍)
     ジャック・デイヴィッド・ジップス(訳)
     Breckling Press 2007 Amazon

オルファースの絵が、キルト刺繍になっています。

もうほんとに、キリがないほどどんどん出てきて、
表紙かわいさに追いかけ始めたら止まらなくなってしまい、
終わりが見えなくなってきたので、ここで書かせてもらいました。
超マニアックでごめんなさい・・・。

いつか、原作(ドイツ語のわかる方と一緒に)と
フィッシュの英訳版を読むことができたら、
この長かった旅も結末を迎えられるような気がします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
posted by クラタ at 23:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 04 10

ねっこぼっこ

3通りの翻訳文、違いはいかがだったでしょうか?
それぞれの人物についても、順番になぞっていきたいと思います。

ねっこぼっこ1
     ジビュレ・フォン・オルファース(文・絵)
     生野幸吉(訳)
     福武書店 1982 Amazon

日本ではじめてハードカバー絵本として登場したのは、
原作が出版されてから80年近く時を経た、1982年のことでした。
邦訳を手がけたのは、「アリス」シリーズや「赤ずきん」、
リルケの著作を翻訳していたことで知られる、
ドイツ文学者で詩人の生野幸吉(しょうのこうきち)さん。

この本はすでに絶版になっていますが、
今も復刊を熱望するファンが多く、古本は自然と高値に。
その原因は、親しみやすい文体と、くるくるした字体にあるようです。
本文はタイトルほどくるくるではないですが、
丸みを帯びたもので、文字列の配置にもこだわりが見えます。

そして、『ねっこぼっこ』というタイトルも、生野さんのオリジナル。
小さい子どもを示す「おぼこ」は、東北弁では「ぼっこ」になるらしく、
「ねっこ」に対して語感がよかったからか?
それとも、仙台で暮らしていたからか?
わかりませんが、とにかく口にしやすい素敵なネーミングです。

私個人の単なる想像に過ぎませんが、
生野さんは宮沢賢治の詩の世界を敬愛し、研究もしていたので、
彼の童話『ざしき童子(ぼっこ)』から取ったような気がします。

根っこのこどもたち目をさます
     ヘレン・ディーン・フィッシュ(文)
     ジビュレ・フォン・オルファース(絵)
     石井桃子(訳)
     童話館出版 2003 Amazon

そして、次に登場したのが石井桃子さん。
すでにせいめいのれきティッチでも登場しているように、
日本を代表する翻訳家であり、児童文学作家です。

有名なところだと、「ピーターラビット」や「くまのプーさん」、
ディック・ブルーナの「うさこちゃん」シリーズの翻訳など。
101歳の生涯を終えるまでに、膨大な数の作品を遺しています。

学生時代から菊池寛の助手をしていたつながりで、
文藝春秋社に勤めていたある時、プーさんシリーズの
『The House at Pooh Corner』という本に出会い、
欧米の児童文学を日本に広めていきます。

その後岩波文庫では、「岩波少年文庫」の企画編集、
「岩波の子どもの本」を創刊、自宅には子どものための
私設図書室(家庭文庫)を開いていました。

石井さんが子どもたちへ向けて書かれた
メッセージにこんなものがあります。

  子どもたちよ
子ども時代を しっかりと
       たのしんでください。
  おとなになってから
  老人になってから
あなたを支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です。

彼女はまた、太宰治が憧れていた人物としても知られています。
              
ねっこぼっこ2
     ジビュレ・フォン・オルファース(文・絵)
     秦理絵子(訳)
     平凡社 2005 Amazon

最後はシュタイナー学園校長で、オイリュトミストの秦理絵子さん。
イギリスに、シュタイナー教育関連の出版を手がける
Floris Booksという出版社があります。
そこでもオルファース絵本は主力商品となっています。

そして秦さんは小さい頃、生野幸吉さんとご近所同士で、
生野さんの自宅で奥様にピアノを習っていたことから、
童話や絵本の翻訳本をいただくような間柄だったそうです。

シュタイナー教育実践者に、オルファースは人気があるようなので、
どこが本来のきっかけかはわかりませんが、
彼女は、2003年に初めてオルファース作品の翻訳本を出版し、
現在のところ、全8冊のうち6冊を翻訳しています。

その2003年のちょうど同時期に、
石井さんの『根っこの子どもたち目をさます』も出版されています。
こちらは原文ではなく、アメリカで発売される際に再構成された、
ヘレン・ディーン・フィッシュによる英文を元に、翻訳されています。

引用した3人の文やタイトルからもわかるとおり、
他の2人が詩文のように表現されているのに対し、
石井さんの方は物語風に、文章として書かれています。

原文とは異なる訳文で、新しい世界観を作り直すということは
翻訳の世界ではめずらしくないようですが、
もとの作品と比べて雰囲気が異なる場合もあり、
そんな事情を今まで頭に入れて読んだことがありませんでした。

なので、本来比較対象となるのは生野さんと秦さんになりますが、
私は断然生野さんの文体が好きで、ご縁があったとしながら
なぜこんなにも味気なく変えてしまったのかなと疑問をもちました。

よくよく考えると、オルファース作品は今までにもいくつか邦訳版があり、
他の訳者は生野さんではなく、すでにすべてが絶版になっていました。
その上で、一つの出版社からまとまった形で発行されるにあたり、
出版社が違うので転用はできず、「異なる」表現が必要だったのかと。

石井さんはもともと英語が専門なので、原文から訳すという機会は
なかったにしても、英文からは忠実に訳されていたと思います。
2005年に秦さんの『ねっこぼっこ』が発行された時、
2人が何を思ったのか、気になるところです。


「WHEN THE ROOT CHILDREN WAKE UP」へまだつづく)
posted by クラタ at 23:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 04 08

Etwas von den Wurzelkindern

この年になって、あらためて絵本というものに接すると、
子どもの頃は気にも留めなかったはずの、
作者自身の人物像や作品への思い、出版へ至る経緯などに
自然と目が向いていることに気がつきます。

その中でもこの一冊に関しては、調べれば調べるほど
いろんな人が芋づる式のように登場するので、
ついつい追っかけてしまいました。

原作は、『Etwas von den Wurzelkindern
(エトヴァス・フォン・デン・ヴルツェルキンダーン)』。
直訳すると、「根の子ども」という意味だそうです。

Etwas von den Wurzelkindern
     ジビュレ・フォン・オルファース(文・絵)
     Esslinger Verlag 1906 Amazon

1906年にドイツで出版され、今も読み継がれる名作ですが、
作者のSibylle Von Olfers(ジビュレ・フォン・オルファース)は
肺病を患って、1916年に34歳の若さで早世しました。

貴族の生まれで、早くから美術教育を受けていた彼女は、
ベルリンにわたり、作家で画家のおばの元で暮らしながら、
美術学校に通ってさらに絵の勉強を続けます。

その後、24歳で修道院に入り、カトリック系の小学校で
美術を教える傍らで、宗教画を描き、絵本を制作しました。
10年という短い期間の中で、8冊の絵本を遺しましたが、
そのすべてが今も世界中の人々に愛されています。

宗教画家だったというのが納得できるストーリーと絵で、
妖精のようにかわいらしい姿をした子どもたちやお姫さまが、
自然界の生き物や現象を比喩的に表現しているのが特徴です。

お見せできなくて残念ですが、ファンタジーが苦手な私も、
オルファースの絵のかわいさには、まいってしまいました。
お花や昆虫、根っこに木に子どもたちの表情など、
精緻なのにコミカルで、色彩もやわらかく優しさに満ちています。

日本では3人が邦訳を手がけ、三者三様に趣きが異なります。
訳者ごとに1ページ分ずつ、同じ箇所を抜粋してみました。


【生野幸吉訳】

   さあ、そこで
 ねっこぼっこは、ひとりずつ、
  じぶんでぬったきものを
ぐずぐずしないでもってゆく、
   大地のおくの
  かあさんに、
    うまくできたか、
   みてもらうんだ。


【石井桃子訳】

 ふくが できあがると、根っこの おんなのこたちは、それを
もって、土のおかあさんに みせにいきました。
 おかあさんは、ゆっくり いすにすわって、あみものをしている
ところでした。いつも いそがしく はたらいている アリたちが、
おかあさんの おてつだいをしていました。
 おかあさんは、おんなのこたちが 春のふくを じょうずに
ぬってきたのをみて、たいへん よろこびました。


【秦理絵子訳】

できあがったら いそいそと
ひとりひとりが ふくを てに
やさしい 大地のかあさんに
しあがりぐあいを みてもらう


「ねっこぼっこ」へつづく)
posted by クラタ at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 04 05

植物記

植物記

埴沙萠(著)
福音館書店 1993 Amazon

本 埴沙萠(はにしゃぼう)という人を初めて知った。
   名前(本名ではない)も風貌も変わっているが、
   伊豆のシャボテン公園を企画設計した人物であり、
   現在は、植物生態写真家の肩書きをもつ。
   植物の生態、普段の生活をこっそり覗くように、
   貴重な瞬間を収めた写真ばかりが並んでいるのに、
   デザイン的に遊ばれている上、小見出しのつけ方が絶妙。
   石やリンゴを持ち上げるつくしやダイズの「重量あげ」、
   ヘチマのつるに5円玉を吊るした「力くらべ」が好き。
   同じシリーズに、『昆虫記』『海中記』『野鳥記』など。
posted by クラタ at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 04 03

L'albero

(イタリア語版)
L\'albero

(フランス語版)
l\'arbre, le loir et les oiseaux

(日本語版)
木のうた

イエラ・マリ(作)
ほるぷ出版 1977 Amazon

本 実は、エンツォ・マリの元奥さん。
   グラフィックデザイナーらしく、絵本はすべてテキストなし。
   どうせないなら、原語(イタリア語)版がほしいのに、
   日本ではフランス語版の方が出回っている。
   今日偶然、原語版を近所の古本屋で発見するが、
   シミたくさんで、2000円もして断念。
   中身のデザイン性の高さを考えると、
   表紙用のフォントが意外と普通で、不思議な感じも。
   特に日本語版の筆文字は、イメージと違うような・・・?
   季節が移ろう様子を、木と動物だけで美しく表現していく。
   昔、ソニーのCMにも使われていたとか。
   夫婦共作の『りんごとちょう』なども知育絵本として有名。
posted by クラタ at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 03 23

はなとひみつ

はなとひみつ

星新一(作)・和田誠(絵)
フレーベル館 2009 Amazon

本 こえたつちやみずをよそからはこんで、
   よぶんなタネをべつのばしょにまいて、
   くさやきのそだちやすいようにつくしてくれる、
   モグラロボットをかいはつしたひとたちを
   くびにするよのなかなんてまちがってる。
posted by クラタ at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 03 14

ボタニカル・ライフ

ボタニカル・ライフ

いとうせいこう(著)
新潮社 2004 Amazon

本 今年の誕生日プレゼントで、友人にもらった。
   いとうせいこうと植物たちによる、日々のエッセイ集。
   雑誌「planted」編集長に就くまでに、こんな歴史があったとは。
   実直かつ屈曲した愛情を、嫉妬するほどの文章力で描く。
   ベランダーたちを園芸店に走らせ、絶大な影響力をもつ、
   平成版「園芸家12ヶ月」(カレル・チャペック)。
posted by クラタ at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 03 07

種をまく人

種をまく人
ポール・フライシュマン(著)・片岡しのぶ(訳)
あすなろ書房 1998 Amazon

本 貧民街に暮らすさまざまな人種の人たちが、
   次々語り手となっていくオムニバス形式。
   「少女がマメを埋めて育てる」というただそれだけの行為が、
   貧民街においては鮮烈な出来事となり、多くの人を巻き込み、
   いつの間にか出来上がっていく畑をめぐる物語。 
posted by クラタ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 03 06

ふしぎのたね

ふしぎなたね

ケビン・ヘンクス(文)・アニタ・ローベル(絵)
伊藤比呂美(訳)
福音館書店 2007 Amazon

本 わたしの庭のバラの花のアニタ・ローベルが絵を担当。
   「たね」「こうさぎ」「こども」三つのストーリーが並列される。
   躍動感のあるリアルなアママリリスが印象的。
posted by クラタ at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 03 03

どうぐはなくても

どうぐはなくても
V.ビアンキ(作)・N.チャルーシナ(絵)
田中友子(訳)
福音館書店 2007 Amazon

本 表紙から想像していた内容とは、ちと違い拍子抜け。
   冷帯の針葉樹林ならではの、灰色みがかった色彩が、
   子ども向け絵本に渋みを醸し出させている。
posted by クラタ at 22:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 28

みずまき

みずまき

木葉井悦子(作・絵)
講談社 2003 Amazon

本 何か違うと思ってよくよく見ると、余白がない。
   どこが空で地面かわからなくなるような、ダイナミックな絵。
   数回にわたるアフリカ生活の中で、絵本を描き始め、
   マサイ族の酋長「キバイ」さんから名前をもらったそう。
   担当者の個人的動機もあいまって、作者命日に復刊。


バオバブのこ アビク
↑すでに絶版のコレ、探してます!
木葉井悦子(作・絵)
福音館書店 1984
posted by クラタ at 22:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 24

レイチェルのバラ

レイチェルのバラ

カレン・クリステンセン(文)・バーナデット・ワッツ(絵)
八木田宜子(訳)
西村書店 2000 Amazon

本 のぼっちゃうの八木田宜子さんが翻訳。
   実用的というほどでもないが、具体的なバラの育て方や
   植え方、切り花の扱い方が記され、バラ好きの方に人気。
posted by クラタ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 22

わたしの庭のバラの花

わたしの庭のバラの花

アーノルド・ローベル(文)・アニタ・ローベル(絵)
松井るり子(訳)
セーラー出版 1993 Amazon

本 美術学校で出会った二人は、文才・画才ともに恵まれ、
   これまで、各々に多くの作品を発表してきた。
   夫の言葉が重ねられる毎に、寄り添い連なっていく妻の絵は、
   徐々に密度を増し、クライマックスを迎え、沈黙で終わる。
   連弾さながらの共同作品も、夫亡き今は少し切ない。
posted by クラタ at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 20

おとうさんの庭

おとうさんの庭

ポール・フライシュマン(文)・バグラム・イバトゥリーン(絵)
藤本朝巳(訳)
岩波書店 2006 Amazon

本 映画『シザーハンズ』を観た時にも感じたが、
   トピアリーには夢幻的な儚さのイメージを表現する力がある。
   それは、彫刻とは異なり、刻一刻と形が変容していくこと、
   水や土とは異なり、積極的なひとつの生命体であること、
   そして何より、容易に解体できることが原因なのかもしれない。
posted by クラタ at 17:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 19

ぼくの庭ができたよ

ぼくの庭ができたよ

ゲルダ・ミューラー(作)・ささきたづこ(訳)
文化出版局 1989 Amazon

本 庭の植栽計画から庭仕事の道具、実や葉っぱの遊び方に
   植物の豆知識、ジュースの作り方まで、盛りだくさんの内容。
   登場人物も、樹木医に園芸屋さんに植物マニアの男の子。
   これから庭づくりをする人なら、参考にいいかも。
posted by クラタ at 01:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 18

はなのすきなうし

はなのすきなうし

マンロー・リーフ(話)・ロバート・ローソン(絵)・光吉夏弥(訳)
岩波書店 1954 Amazon

本 スペインでは70年、日本でも50年以上の超ロングセラー。
   ところどころ劇画タッチの表情は、心なしか『北斗の拳』。
   スペイン内戦中の出版で、闘わずただ花の匂いをかぐ
   フェルナンドの行動は物議をかもしたが、作者曰く、
   「よい趣味をもち、すぐれた個性に恵まれていた」から。
posted by クラタ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 17

おじいちゃんのカブづくり

おじいちゃんのカブづくり

つちだよしはる(作)
そうえん社 2008 Amazon

本 失われつつある、日本の「焼畑」農法。
   焼畑によってしか味が守れない、山形の藤沢カブ。
   先祖から受け継ぐ、藤沢カブの種を守り続ける人々。
   焼畑のあれこれがよくわかる、一年半に及ぶ取材の賜物。
posted by クラタ at 21:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本

2010 02 15

たね そだててみよう

たね そだててみよう

ヘレン・J・ジョルダン(作)・ロレッタ・クルピンスキ(絵)
さとうよういちろう(訳)
福音館書店 2009 Amazon

本 『たべることはつながること』と、同シリーズ。
   穴をあけたり、番号を書いたり、タマゴの殻は器に便利。
   マメのたねがどんな風に大きくなっていくかがわかる。
   冷蔵庫や箱に入れたり、水切れをさせたり、実験の方法も。
posted by クラタ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物の本