2011 10 02

展示スタートしました

VADE MECVM. Showroom #2 にて、
いよいよアンフルラージュの展示がスタートしました。

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2回目ではありますが、前回が2か月にわたる展示だったので
すでにこの感じが懐かしいです。

今年の猛暑が影響してか、まだ少しバラは小さめですが
午前中で何とか無事搬入が完了。
みなさまをお迎えする準備が整いました。

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前回と違う点は、11種類のスパイス。
それぞれ個性的な香りが、シャーレの中に閉じ込められています。

フタの裏にバターを塗って、今日から香りを育てていますので
少しずつ移っていく香りを嗅ぎ分けてみて下さいね。

実際にバターを指にとり、肌に塗っていただくと
変化を感じていただきやすいと思います。

そして、書籍コーナーも一部内容が入れ替わりました。
カフェ内にて、ご自由にご覧いただけますので、
お好きな本があれば、ご自由にお読みくださいね。

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展示は10/30(日)まで。

VADE MECVM.さんでは、焙煎方法や産地、淹れ方に
とことんこだわった贅沢なコーヒーやおいしいケーキも味わえます。
お近くにお越しの際は、フラリと立ち寄ってみてくださいね。

展示内容・場所などの詳細は、コチラから。
posted by クラタ at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 09 30

10/15 家庭でできる植物ファクトリー

近畿大学農学部教授の林先生、再び登場です。

前回は香りのお話を中心にしていただきましたが、
林先生の元々のご専門は、植物工場。
香りのお話のつづきを待ち望む声をいただきながら、
今回はあえてちょっとひと休みして、
林先生のお仕事を知っていただく講座を設けました。

前回とのつながりも踏まえ、
植物サンプルとして、香りのいいハーブを使います。
うまくいけば、アンフルラージュへの利用も期待できますが、
ここでの主役は、香りそのものよりも「育て方」。
植物の性格を理解し、身近に楽しむ方法を考えていきます。

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植物工場というと、室内で効率よく安全な野菜を作るための
施設として知られ、最近では、植物工場で作られた野菜が
スーパーなどでも普通に並ぶようになってきました。

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けれど今、「電力」を使って育てることそのものに
抵抗がある方も多いのではないのでしょうか。
かくいう私も、その一人。

ただ、それだけで一蹴してしまう前に、もう少し深めて考えたい。
新しく生まれる技術には、生まれてくるだけの理由や背景が
かならず存在しています。

今回は、植物工場の全貌を知っていただくために、
一部内容を変更し(DMには「実演」と記載)、
みなさんにも体験を行っていただくことになりました。

どういった目的で、どういった材料を使っているのか。
種まきや水やりのポイントも詳しく解説していただきながら、
ハーブを種から育てるワークショップです。

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●気になること その1 ― 余分な電力がかかるのでは?

 研究や実用の段階では、種から全て人工照明で栽培していますが、
 家庭で取り入れる際に、そんな決まり事はありません。

 もちろん、広い畑やお庭をおもちだったり、光の入る明るいお家、
 のびのび育てられる環境であれば、全く必要ない話。
 ただ、日当たりの少ないお部屋やオフィスビル内など、
 昼間も照明をつけて生活している場面は多くあります。

 本当なら、日本中の窓を大きくして、光が入るようにしたい。
 でも今の社会を急に変えるのは難しい。

 どちらにしても電気をつけざるを得ない状況なら、
 そのエネルギーを有効に使って、
 植物を育ててみませんか?という発想です。

 もちろん、エネルギーを生み出す方法、
 住宅やオフィスにおける採光の仕方など、
 少しずつ社会をよりよく変えていくことも目指しながら。



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●気になること その2 ― つまり、植物工場って何?

 光以外に特徴的なのは、培地。
 簡単にいえば、繊維のかたまりのようなものです。

 培地とは、土の代わりに根をつなぎとめる役割をもち、
 専門的な知識が必要な土に比べ、
 簡単に栽培できるように改良されています。

 これは人工照明に限らず、太陽光を使った温室栽培でも
 すでに利用が進んでいます。
 手軽に育てることで、家庭内食料自給率を上げたり
 栽培に親しむきっかけにもなるかもしれません。
 
 そして、自分で育てられるので、
 農薬を使わないで済むことが最大のポイント。
 現在の植物工場では、化学肥料が主流ですが、
 徐々に有機養液の実用化が始まっています。


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今、近畿大学の実験室で育てている野菜の写真を
林先生が送ってきて下さいました。

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これは、レタスの発芽の様子。

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そして、食べられるぐらいに育ってきた、いろんなレタスです。

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キャベツまで。

このキャベツに使っている培地(最初の二枚の写真も)は、
ポリエステル生地を作る時に出る切れ端から作られています。
(サンドイッチを作る時に出るパンの耳のようなもの。)

毎月廃棄される切れ端は、実に23万トンだとか!!
それを転用してできた繊維です。

エネルギー問題も確かに深刻ですが、
自分たちの生活をまずは足元から見直す必要も。

10/9のレシピと同じく、
和出さんのイラストが入った栽培カードをただいま作成中。
水やりや種まきなど栽培のポイントが
その理由とともに、理解できる内容になっています。

農薬を使っていないハーブの苗も
お持ち帰りいただけますので、種からでも苗からでも
チャレンジしていただけますよ。

何のハーブにしようか考え中・・・。
食べられるもの、育てやすいもの、好きなもの。
もしもリクエストがある方は、ご一報くださいね。
事前に、質問も受付けていただけるそうです!

まだ空きがございますので、気になる方はお早めのご予約を。
イベント詳細はこちらから。
posted by クラタ at 00:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 09 28

重要なお知らせ

今回の「大人の学び」講座、すでにDMやブログを通して
ご案内させていただいておりましたが、
内容に一部変更がございますので、お知らせさせていただきます。


1 ゲストワークショップの内容変更

準備を進めるにあたって、より有意義な機会になるよう
各ゲストのみなさんも創意工夫して下さっています。
講座内容やお土産についても、
当初予定していたものから多少変更が出ています。


2 フィールドワークの中止

諸事情により、
「生産現場を見に行こう―バラ編―」を中止することになりました。
楽しみにして下さっていたみなさまには、本当に申し訳ない気持ちで
いっぱいですが、また違う形で機会を設けられればと思っています。
ご理解いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


詳しくは、こちらよりご確認下さいませ。
posted by クラタ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 09 17

10/9 「香り」を食べるということ

料理研究家の堀田裕介さんを招いた、
「花を食べる」ワークショップ。

サラダやデザートに添えられることはあっても、
花をメインに食べる機会が少ないのは、一体なぜでしょう。

花もれっきとした植物の一部。
と考えると、実・茎・葉と同じく食べることはできるはず。

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●理由その1 ― おいしくないから?

 では、おいしい料理を考案していただきましょう。

 今回は、バラを使います。
 バラというと、香水を食べてるみたいでちょっと・・・
 と思われる方、少し思い出してみて下さい。

 今まで口にしたものは、「バラ風」の味や香りを再現したもの
 ではなかったでしょうか。
 ほんとのバラにはいろんな品種があり、それぞれ味が違います。


●理由その2 ― 農薬を使っているから?

 では、農薬を使っていない花を用意しましょう。

 観賞用として作られている花は
 外見を美しく保つために、農薬を使うのが当たり前でした。

 けれども今後、農薬を使わない花が増えれば、
 野菜やフルーツのように、食材として選ぶことが普通になるかも。

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食のあり方というのは人それそれです。
「おいしく」食べる、「好奇心」で食べる、「生きるため」に食べる。

今私たちの身のまわりにある食材も、
最初は誰かが意を決して食べてみたはず。

そこから、煮たり焼いたり、より消化しやすいように工夫をし、
よりおいしく食べられるように改良を重ねていった歴史を考えると
花の食べ方というのは、まだまだ可能性があります。

アジアでは、地域によってバナナやかぼちゃの花を食べる文化があり、
日本でも昔は菊を食べたりお酒にして飲み、薬代わりにもしていました。
今でも菜の花や桜の塩漬けは食材として親しまれています。

ヨーロッパでは、アーティチョークやズッキーニの花などを食べますが、
生活の中にバラがあふれていた古代ローマ時代には、
バラを食べると幸せになるという言い伝えまであり、
ケーキやお菓子にしたり、ワインに入れて楽しんでいました。

なぜ現代では、花をあまり食べなくなったのか。
上記2つの理由なのか、はたまた・・・。

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食用のバラを提供して下さっているおくだばらえんさん
そのバラを使ったケーキが、今期間限定で
京都のPATISSERIE AU GRENIER D'ORさんで食べられると聞き、
堀田さん、VADE MECVM.さんらと試食に行ってきました。

ここ最近、私はバラを口にする機会が多かったですが、
みなさんの反応がそれぞれで、とっても勉強になりました。
味覚の経験値によって、出てくる言葉がまったく違う。

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そして堀田さんはというと、
フツフツと創作イメージがわいたようで・・・すごい!
(堀田さんの感想はこちら。)

バラは、味より香りのイメージが強いため、
そのイメージを壊さないように生かし、
「香りをおいしく食べる」ことが、今回のテーマに決まりました。

というわけで、ワークショップで作るバラのコンフィチュールは
ちょっとユニークな作り方になりそうです!
最後は、紅茶にも入れて召し上がっていただけますよ。

お土産には、バラのビネガーまでプラスしていただくことになり、
実演のメニューは、そのビネガーを使ったものや
すぐに家でもマネできる、おいしく楽しいものばかり。

詳しくは、こちらのブログで。

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今回特別に考案して下さる、これらのレシピ。
堀田さんに試作を、和出さんにイラストをお願いしながら
みなさんにお渡しするため、目下制作中です。

まだ空きがございますので、気になる方はお早めのご予約を!

イベント詳細はコチラ
posted by クラタ at 02:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 09 13

フジバカマのアンフルラージュ

今回の「大人の学び」ワークショップでは、
バラに加えて、原種フジバカマのアンフルラージュを
お楽しみいただけることになりました!

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以前のワークショップ時にも少しご紹介しましたが、
1998年に京都市内で発見された原種フジバカマを守ろうと
KBS京都さん松栄堂さんを中心とした、たくさんの企業・団体が、
守ろう!藤袴プロジェクトとして、2007年から保全活動をされています。

日本でも準絶滅危惧種、京都では絶滅寸前種の貴重な植物です。
アサギマダラという渡り蝶(日本本土から沖縄や台湾まで飛来!)を
始め、フジバカマは虫などを媒介として受粉するので、
交雑して別の品種になってしまうのを防ぐために販売はせず、
厳正な管理の元、挿し木だけで増やしているのです。

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原種を知ることは、その植物が本来育ちやすい環境、
品種が推移していく要因を理解するのに、とても意味のあることです。

そして今回も、そういったことを知っていただく機会になるならと
KBS京都さんのご厚意でお借りすることになりました。

平安時代から受け継ぐ花や葉の香り。
実際に味わってみることのできる貴重な機会です。
キットをお持ちの方は、ぜひご持参下さいね。

イベント詳細はこちら

ちなみに、9/23(祝)-10/10(祝)は
京都市・梅小路公園で「藤袴と和の花展」も開催予定。
お近くの方は見に行かれてみては?
posted by クラタ at 14:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 09 07

林先生より

少しだけ、講座内容に加筆修正がありましたので、お知らせを。

細々と誤字などもあったんですが・・・
特には、「6 嗅覚の重要さ」の末尾部分です。

記憶って寝てるときに定着するんですね。
睡眠は記憶の固定を促進するんです。
それをうまく使ってるんです。
まず、暗記物の作業をしている時に匂いをかがせるんですね。
そして,暗記の内容と匂いを関連づけるんです。
次に、寝ている時にもう一度その匂いをかがせると、
記憶の再活性化が起こって、長期記憶への固定が促進されるんです。
体とか頭の断層写真を撮るMRIってありますよね。
太ってたら、脂肪なんかもしっかり写るやつです。
それで調べると、海馬っていう記憶を司っているところが、
匂いの刺激でパーッと活性化してるのが証明されたんです。


うーん、面白い。
記憶と香りの研究も、新しい領域に広がっているんですね。

ご関心おありの方は、
「長期記憶」と「短期記憶」の違いを調べてみて下さい!

全文はコチラから。
posted by クラタ at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 09 05

「大人の学び」 記録集 × 林孝洋

お待たせしました。
6/26に開催した「大人の学び」 vol.6 記録が完成しました!

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近畿大学農学部・林孝洋先生による、
香りを楽しく知るための特別講座。

実は漫談家!?と思うほどの軽妙な語り口に
終始笑い声の上がる、和やかな会になりました。
専門的な内容をこれだけ解きほぐし、聞き手の関心を引き寄せる
林先生の話術に感服です!

編集にあたっては、
なるべくこの雰囲気を残せるよう心がけました。

当日の会場の雰囲気や、林先生の穏やかかつ熱のあるお話しぶりが
伝わって、まるで一緒に参加しているような気分で
楽しんでいただけるとうれしいです。

講座の様子は、コチラから。

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そして引き続き、「大人の学び」全回通じて、使用可能な画像や動画を、
みなさんへも募集させていただいております。
参加された方、記録集を読まれた方の、ご感想ももちろんOK。

「これ、ゲストの方にお伝えしたかった!」「この写真、最高!!」など
さまざまなお声や画像を、コチラまでお寄せ下さい。

残念ながらご参加いただけなかった方々へも、
少しでも空気感をお届けできるといいなと思っています。

みなさまのご協力、お待ちしております!!
posted by クラタ at 19:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 08 30

「大人の学び」〜アンフルラージュから広がる世界

好評だった春の企画につづき、
この秋ふたたび「大人の学び」講座を開催いたします。

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今回は、アンフルラージュのワークショップに
他の感覚にまつわるワークショップをプラスして、
自らの身体能力を呼びおこす練習をアレンジしてみました。

感覚の鋭敏な人だけの特殊なものではなく、
誰もが元々もっている感覚をいつもとは違う方法で働かせ、
少しずつできることを増やし、少しずつ知恵を蓄えるというイメージ。

ゲストのお話が1時間に拡大しましたので、
たっぷりお楽しみいただけるようになりました!


○ 講座日 10 /9(日) 15(土) 23(日)
○ 時間 10.00-12.30
○ 場所 VADE MECVM.Showroom #2

○ 参加費 6500円 (1ドリンク・バラのポマードつき)
○ 定員 16名 (各回)


○ 講座内容
 アンフルラージュ体験と香りのお話
 +各回異なるゲストによる実演・ワークショップ

10 /9(日)
ワークショップ+実演 : 「香り」を食べるということ
堀田 裕介 (料理研究家

10 /15(土)
実演 : 家庭でできる植物工場
林 孝洋 (近畿大学農学部教授

10 /23(日)
ワークショップ : 「触れる」を知る
尹 煕倉 (ユン ヒチャン:美術家多摩美術大学准教授


○ 特別講座
 10 /30(日) 15.00-17.00
 フィールドワーク : 生産現場を見に行こう―バラ編―
 國枝 啓司・健一 (ローズファームケイジ
 定員 40名 / 参加費 5000円 / バラの切り花つき


各回の詳しい内容は、こちら
ご予約・お問い合わせは、am@atelier-michaux.com まで。
posted by クラタ at 11:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 08 13

「大人の学び」 記録集 × 鞍田崇

5/29に開催した「大人の学び」 vol.3 記録が完成しました!!

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哲学者・鞍田崇さんによる、プルースト文学の特別講座。

香りと言葉の共通点って?もっとプルーストを簡単に読めないの?
長編小説『失われた時を求めて』を知りたい人は、必読です!!

また、講座内容に関連したイラストを、
参加者の方がブログでご紹介下さったりも。
当日、ちょっと難しかったなーという人も、
コチラで復習してみて下さいね。

ちなみに鞍田さん、8/15(月)のFMラジオに電話出演されるそうです。
お盆休みで渋滞中の車内、思い出された方はご一聴を!!

FM OSAKA 85.1Hz
「happiness!!」 12:05-5分位

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そして引き続き、「大人の学び」全回通じて、使用可能な画像や動画を、
みなさんへも募集させていただいております。
参加された方、記録集を読まれた方の、ご感想ももちろんOK。

「これ、ゲストの方にお伝えしたかった!」「この写真、最高!!」など
さまざまなお声や画像を、コチラまでお寄せ下さい。

残念ながらご参加いただけなかった方々へも、
少しでも空気感をお届けできるといいなと思っています。

みなさまのご協力、お待ちしております!!
posted by クラタ at 01:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 08 07

「大人の学び」 記録集 × 片桐功敦

長らくお待たせいたしました!!

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5/15に開催した「大人の学び」 vol.1 記録が、
ようやく公開となりました!!

特別ゲストの片桐功敦さんとの対談に始まり、
即興パフォーマンス動画、参加者の声など、充実の内容です。

講座に参加しながらも、撮影にご協力いただきました、
GLAN FABRIQUE 河上友信さん、
ARCHITECT TAITAN 河原司さんに、
この場をお借りして、あらためて感謝申し上げます。

というわけで、まだまだご紹介したい言葉や写真がたくさん。
こっそり少しずつ書き加えていく可能性もあります(?)。

まずは、コチラからご覧下さい!!

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そして、「大人の学び」全回通じて、使用可能な画像や動画を、
みなさんへも募集させていただくことになりました。
参加された方、記録集を読まれた方の、ご感想ももちろんOK。

「これ、ゲストの方にお伝えしたかった!」「この写真、最高!!」など
さまざまなお声や画像を、コチラまでお寄せ下さい。

残念ながらご参加いただけなかった方々へも、
少しでも空気感をお届けできるといいなと思っています。

みなさまのご協力、お待ちしております!!
posted by クラタ at 02:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 07 06

「大人の学び」 × 柳々堂

「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 番外編

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VADE MECVM.から歩いて1-2分のところに、
こんなお店があります。

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名前は、柳々堂書店
明治27年創業の老舗で、建築図書を中心にした本屋さんです。

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目印は、この看板。

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そして、代表を務めていらっしゃる、松村智子さんです。
この松村さんが、今回のイベント広報における立役者!!

幼少期以後、ほとんど大阪と接点のなかった私は、
会場となった京町堀の右も左もわからず、
とにかくDMができ、さて何から始めようかと考えていました。

すると、考えるより即行動!派の松村さん。

建築やデザイン関係のみならず、
京町堀界隈のあらゆるお店の方と顔なじみ(!)で、
気軽にあいさつしながら、いろんなところへ連れてって下さいました。

「彼女イベントやるねん、よろしくね〜!」と、明るく大きな声。
私はただただ「よろしくお願いします!」と、ついて回るばかり。

情けなくもありましたが、松村さんの懐と愛情の深さに
幸せ感じる時間でした。(いや、しっかりしないと・・・!)

柳々堂さん、日曜以外の月〜土は毎日営業されています。

建築専門とはされていますが、いろんなジャンルの本が置かれていて、
ご相談次第で、お探しの本を取り寄せていただくこともできます。
本を探しに、松村さんに会いに、ぜひ遊びに行ってみて下さいね!!

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このようなご協力があり、おかげさまで今回、
以下の店舗へDMを設置させていただくことができました。


Verdir
かみ添
Calo Bookshop & Cafe
graf
CRINIERE de cavane
Saji
植物屋 JAL
space_inframince
D&DEPARTMENT PROJECT OSAKA
日月餅(現:餅匠しづく)新町店
NEPENTHES OSAKA
hitofushi
benchi
MILBOOKS
RAFFINEE-les fleurs-
Les gouters
ロク         (五十音樹、敬省略)


設置へのご協力、本当にありがとうございました!!
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

本当に素敵なお店ばかりなので、
大阪(京都)へ遊びに行かれるみなさん、要チェックです!!

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スペシャルサンクス : 林由起、久次米美奈、鞍田崇
posted by クラタ at 10:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 07 03

「大人の学び」 × 林孝洋

6/26 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.6

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いよいよ、最終回。
通い慣れた道も、しばしお別れです。

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驚異的に早い今年の梅雨明け、関西はまだなんでしょうか?

さわやかさはすでになく、ジリジリと熱い日射しの下、
歩くだけでも汗グッショリ・・・。

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そんな中、朝早くから颯爽とお越し下さったのは、
近畿大学農学部教授・林孝洋先生です。

特別講座のタイトルは、「香りを好きになる10のお話」ですが、
「La femme raffinee (ラ ファム ラフィネ)」
フランス語で「気品ある女性」を意味するテーマを掲げ、
楽しくてタメになるお話を、たくさん持って来て下さいました。

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時折交ざる専門用語をアクセントにしながら、
香りを取り巻く現象を、やさしい言葉で解き明かし、
笑いまではさむ林先生の話術に
全員が飲み込まれていたような気がします。

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大学の講義を、ぎゅっと凝縮したような時間。
延長しても延長しても、あっという間でした。
先生もみなさんの積極的な雰囲気に、心地よさそう。

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パチパチパチパチ!!楽しかった〜!!

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しかも本当に気さくな先生で、みなさんにも自らお声がけを。
講座の続きが、あちらこちらで開かれている様子、
とっても面白かったです。

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そして、こちらも最後のワークショップ。

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徐々に参加者の方が増え、普段どんなことをされているのか、
なぜこの講座に関心を持って下さったのか、
ゆっくりお話できないことを残念に思っていたので、
今回は、みなさんに自己紹介もしていただきました。

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一人一人の顔が見えて、一人一人の声が聞ける状況、
大切にしたいと思っています。

まだ店舗を持っていないため、
お客様にお会いできる機会は少なく、貴重です。

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それぞれの方法で楽しむ、「香りの学び」。

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みなさんとの会話の中で、新しい視点を見出したり、
意外な分野とのつながりを知ったり。

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みなさんの言葉や学ぶ姿に、今後どういった環境を
提供する必要があるのか、見えてくるものがありました。

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あ、また林先生の講義が!

アンフルラージュや香りの魅力、それらに着目する理由を
丁寧にご説明いただき、本当にありがたいです・・・。

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「大人の学び」には、リピーターの方も多く、
気付けば、クロスの包み方を伝授して下さっている方も・・・!

みなさんそれぞれが自然と交流されていることにも
心が温かくなりました。

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毎度のティータイム。
学び終えた後は、VADE MECVM.こだわりのコーヒーや紅茶を
飲みながら、みなさんホッと一息です。
いつも、おいしい飲み物をありがとうございました!!

そして、ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

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Atelier Michaux 初回イベントとあって、どうなることやら
内心ヒヤヒヤでしたが、たくさんの方に助けられ、
のべ100名の方にご参加いただくことができました。

年齢は4歳から70代まで、職業もほんとにさまざまで
たくさんの方とお話できたことが、何より幸せでした。
関わって下さった全ての方々に、等しく御礼申し上げます!!

ホームページでも、トークの詳細、参加者の方からの反応を
徐々にご紹介していきますので、少しお待ち下さいね。


「大人の学び」は、ひとまず、おしまい。
続きは、また秋に。
posted by クラタ at 15:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 06 23

「大人の学び」 × 國枝健一

6/12 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.5

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お待たせしました。

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今回は、ローズファームケイジ・國枝健一さんとのトーク
「バラとのコミュニーション術」からスタート。

雑誌「フローリスト」での特集記事や、Luelleさんでのイベントも重なり、
多くのご予約・お問い合わせをいただきました。

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「コミュニケーション」という言葉を選んだ経緯からお話を進め、
國枝さんにバラのこと、生産現場のこと、いろんなお話を伺いました。

國枝さん自身がお持ちのさわやかさ、真摯な語り口、
これまでの方法を覆すための意気込みや豊富な知識に
みなさん魅了されていくのを、同じ場にいながら、強く感じました。

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じっくりとお話を伺うのに、30分は本当にあっという間です。
少し時間を延長しましたが、みなさん「もっと聞きたい!」と
おっしゃる方ばかり。

以前から、國枝さんのバラ園内で
アンフルラージュ講座をしようという話もしてきました。
この様子だと、実現可能かもしれません。

そして、10月のイベントにも、再び國枝さんにお越しいただきます。
トーク時間をもう少し拡充し、ローズファームケイジのバラを
限定販売もする予定ですので、みなさんどうぞお見逃しなく!

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アンフルラージュにもすべて、ローズファームケイジのバラを。
左から、美咲、一心、かおりかざり、わたぼうしです。

トークの内容、バラの詳細は、また後日ホームページで。
(毎回言いながら、全然進んでなくてすみません・・・!)

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花でも野菜でも、生産者の方の「顔が見える」仕組みって
少しずつ進んできましたが、まだ一般的ではありません。

こんな風に、実際に顔を合わせて、手塩にかけて作られたものを
一緒に楽しむことができる機会というのは、本当に貴重なのかも。

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また今までは、ファームにお邪魔しては、たくさんの品種を持ち帰り、
アンフルラージュに向く品種を実験するばかり。

みなさんに体験していただきながら、
実際にバラの香りが採れる様子を見られた國枝さんも
今後の可能性を含め、具体的なイメージを拡げて下さったようです。

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花びらをよけて、基材についた香りを確認して、
好きな香りを選びます。

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こうやって見ると、たくさんの方!!

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そして、練り香水を収穫したら、バラ選び。
目の肥えたみなさん、厳選しています。

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専用基材の表面積を広げるために、筋をつけていく作業。
スタンダードな縦横斜め以外でも、もちろんオッケー。

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今回は、バラの絵を描いて下さった方がいらっしゃいました。
このバラの絵、次回、どなたに当たるのか!?
ひそかに楽しみです。

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徐々に暑くなってきて、開花速度もどんどん速まってきました。
春〜初夏のバラを使ったアンフルラージュも、
そろそろ適期を終えます。

そしてまた秋に向け、バラの生産現場では、
株を一部、休ませる作業に入っていきます。

「バラ」や「品種」として区切ってしまうと、
常に同じ顔や香りをしているように見えるものですが、
季節や気候、切るタイミングによって、
大きさや強さ、性格も、一本一本まったく違います。

そういう意味では、花も一期一会。
次に出会った時、別の表情になっていることを体感してみて下さいね。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

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次回6/26は、いよいよ最終回!!
近畿大学農学部教授・林孝洋先生がゲストです。

特別講座「香りを好きになる10のお話」では、
香りにこういう側面があったのか!そんな楽しみ方も!という
新しい視点を、わかりやすく解説して下さいます。

林先生のご専門は、「植物工場」。
興味がおありの方は、その辺りのお話や化学の専門的なことも
この機会にぜひ、いろいろご質問下さい!!
メモを片手に、多くのことを学び取っていただけるとうれしいです。

そして、ワークショップは終わっても、
展示は、7/3(日)まで続けています。

木陰が心地よい、涼やかなVADE MECVM.でお茶しながら、
みなさまにご覧いただけるよう願っています。
posted by クラタ at 16:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 06 11

「大人の学び」 × 子供の学び

6/5 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.4

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更新が遅くなって、ごめんなさい!

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梅雨の合間、久々の曇り空。
靭公園のバラ園も、まだ半分ぐらい咲いていました。
強すぎない光と、雨上がりの澄んだ空気、適度な気温。

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香りをかぐには、好条件がそろっていたので、
かぎ回りながら、VADE MECVM.へ。

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こんな場所、近所にあったらいいですね。

とはいえ、ここへ通うようになるまでは、
かつて軍用の飛行場だったなんて知りませんでした。
今があまりにも穏やかだからこそ、その事実が際立つ気がします。

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VADE MECVM.のショールームと事務所が入っている高木ビル。
迷われる方も多いので、(今さら?)アップしてみました。


今回は再び、ゲストなし。
ただ、ステキなお客様が来られると聞いていて、
朝からワクワクしていました。それは、また後ほど。

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毎週土曜には、こんな作業をしています。

お客様をお迎えする前に、練り香水の最終仕上げ。
少しでも傷んだバラが残ったままになっていると、
たちまち全てに影響してしまいます。

それを防ぐために、平日はVADE MECVM.スタッフの方々が
お手入れを(いつもありがとうございます!!)、
そして、土曜には最終チェックを念入りに行っています。

今回は、前日の暑さもあって、朝来てみたら一日で変化が。
みなさんが到着する前に、急いでお手入れです!!

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やわらかい日射しが、バラの色をアンニュイに。
次回のゲスト、國枝さんのバラも導入しました。

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そして、香りの記憶力+表現力ワークショップ。
今回は見事数名、何の花の香りか、
見抜いた方がいらっしゃいました!素晴らしい!!

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時間はたっぷりあるので、座学を中心に。
写真に写っているのは、香りを音に見立てて、
香りのハーモニーを示した、香階(香譜)です。

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そして、いつものアンフルラージュ。

みなさん、進行具合もさまざまですが、
中には、こんな風に芸術的に並べられる方も!!

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私は以前、花の形を残したままポンと置くのが
気に入っていましたが、バラした方が香りはつきやすい。
みなさんも、いろいろお試しあれ。

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最後に、展示台に戻されたバラたち。
今はどんな姿になっているでしょうか?

明日、最終チェックに出向きます。
次回参加のみなさんも、ドキドキですね!!

そしてそして、ステキなお客様のお話を。
今回は、お母さんの付き添いで、
8歳と4歳の姉妹が、遊びに来てくれていました!!

今はまだ態勢が整っていないですが、
近い将来、お子さん向けのワークショップをしたいと思っています。
なので、どんな反応を見せてくれるかにも、興味シンシンでした。

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結局、あまりのかわいさに、いろいろ聞くのは忘れていたんですが、
お母さんの選ばれたバラのトゲを触ってみたり、
(ワークショップで使用するバラは、わざとトゲを残しています。)

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ちゃんと持ってきてくれていたノートでお絵かきしてみたり、
していたと思ったら・・・、あれ?いない??

私も前で話しながら、少し様子が気になっていたところ・・・
なんと、こんなものを手に!!

シロツメクサとタンポポとヒメジョオンでできた指輪。
色合わせといい、バランスといい、最高です!!
しかも、今まで作ったことない(!)というから驚きです。

学びって本来、誰に教わるでもなく、材料を見つけ出す好奇心と、
身体を使ってその材料から何かを生み出す行動力があれば、
成立するんですよね。

まさしく、子供の学び+遊びを実践してくれていました!

お二人も、ご参加いただいたみなさんも、
本当にありがとうございました!!

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次回6/12は、ローズファームケイジ・國枝健一さんがゲストです。

今、注目度急上昇の國枝さん。
若くして、育種・生産・販売・流通すべてにおいて、
バラを熟知してらっしゃいます。

「バラとのコミュニケーション術」と題したトークでは、
私が「コミュニケーション」という言葉に込めた思いと共に、
みなさんにも、バラや國枝さんのことを
もっと知っていただけるとうれしいです!!

おかげさまで、残すところ2回となったワークショップ、
すでに満席ではありますが、こんな講座を行っています。

そして、10月に再び、「大人の学び」開催が決定しました!!

詳細はまだこれからですが、
今回残念ながらご参加いただけなかった方も、
ぜひぜひチェックしてみて下さいね。
posted by クラタ at 02:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 06 01

「大人の学び」 × 鞍田崇

5/29 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.3

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前回に増しての大雨。
というか、台風により大荒れのお天気。

朝、お客様が揃うのを待つ間は、とてもハラハラ緊張します。
ちょっと場所がわかりにくいけど、辿り着けるかな。
この大雨の中、ずぶ濡れになっていないかな。

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けれどこれは、「大人の学び」。

一から十まで説明し尽くす、「子供の学び」が受け身だとしたら、
少し説明を抑えたことで生まれるすき間に、積極的に意味を見出し、
自ら可能性を拡げていくのが、「大人の学び」だと思っています。

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今回は、哲学者・鞍田崇さんの特別講義
「香りにまつわる文学を読み下すレッスン」。
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』がテーマです。

香りから記憶が呼び覚まされる現象を、
俗に「プルースト現象(効果)」と言いますが、
その発端は、全8編にわたるこの超長編小説に由来します。

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まずは、鞍田さんがプルーストに関心をもったきっかけのお話から。
そして、言葉そのものが香り的な要素をもっているという
哲学的な洞察に及んでいきました。

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『失われた時を求めて』の魅力は、表現としての巧みさや
ストーリー展開に留まらず、「話すように書く」とジャン・コクトーが
評したように、その独特の文体が醸し出す雰囲気にある、とも。

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参加者の方には、フランス語の原文で読んだという方も
いらっしゃり(!)、日本語の表現との違いにも展開しました。

みなさんにも、拾い読みしていただきながらのレクチャー。
詳しくは、後日ホームページ内でご紹介していきます。

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3回目を迎え、リピーターの方に
「ようやく理解できました。」とおっしゃっていただいたり、
男性参加者が最多ともなったワークショップ。

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みなさん、真剣に質問中。

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たくさんの香りを胸いっぱいに吸い込んで。

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いろいろ考え込んでみたり、
インスピレーションを生み出したり。

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道に迷って、トーク後に遅れてこられた方がいらっしゃいました。
(一応、こちらからもお電話しましたが、つながらず・・・!)

その方に、「間に合わず、残念でした。」と、声をかけた時。

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「バラの香りに誘われて、こっちかなと進んでみると、
一面のバラ園(靭公園)に辿り着きました。それを見られただけで十分。
トークの様子は、またホームページで拝見しますね。」

と微笑まれ、前日に用意されていた
谷川俊太郎の詩を、私にプレゼントして下さいました。

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ここへ来て下さる方は、楽しむのがとてもお上手。
説明しすぎなくても、意図したことがきちんと伝わり、
それ以上のものを持ち帰って下さる方ばかりです。
きっと日々の生活においても、そうなんだろうと想像しています。

加えて、お話し始めると、みなさんエネルギッシュで明るい!
お見送りをした後、シンと静かになった会場で片付け始めて
ようやく、台風の存在を思い出したほどでした。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

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多くのみなさまに支えられ、ようやく本講座も折り返し地点です。
残り半分、スピードを落とさず、
充実した学びの時間をご提供したいと思っています。

次回6/5は再び、二時間たっぷり香りのお話。
久しぶりに、晴れの予報なので、
靭公園のバラ園にも、遊びに行っていただけそうです。
部屋中にバラの香りが広がる予感も。

前回と同じく、香りやバラに関してなら、
さまざまなお話に展開できるオーダーメイドレッスンですので、
前から気になっていたこと、話を聞きながら疑問に思ったこと、
ぜひメモを片手に、積極的にご質問して下さいね。

おかげさまで、残り3回すべて満席となりました!!
こんな講座を行う予定です。
posted by クラタ at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 05 23

「大人の学び」 × 雨模様

5/22 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.2

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雨の日曜日。
先週の賑やかなバラ祭りとは、また違う表情の靭公園。
午前中は雨がシトシトと降り続けていました。

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初夏の緑、その緑が露にぬれたさわやかさが好きです。
こんな日には、部屋の中から外を眺めていたい。
真正面に窓が広がるこの空間は、そんな気分にも応えてくれます。

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今回は、バラの配置も少し変えて。
「香りとは何か」という、意外と知られていないお話から始まり、
歴史的にバラや香りがどのように使われてきたかなど、
たっぷり時間があったので、みなさんといろいろなお話ができました。

香りを言葉で表現するワークショップには、
VADE MECVM.のスタッフの方々も、こっそりチャレンジです。

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「夏っぽい」 「なつかしい」 「食べたことがある」

名前はわからなくても、記憶に残っている香り。
香りと季節のイメージが、知らずにセットで結びついていることは、
その季節に、花を咲かせていたかもしれない、もしくは
商業戦略として街にあふれていたかもしれないことを想像させます。

先週のアンケートで、
「普段、浅く呼吸しがちですが、今日は深く深く呼吸ができました。」
と書いて下さった方がいらっしゃいました。

ストレス社会に生きる現代人、呼吸が浅くなっていることは
よく指摘されますが、普段はあまり意識しないもの。

合成香料だと香りが強すぎて、深く吸い込むことは少ないですが、
淡い香りのものを鋭敏に感じようとするきっかけがあれば、
人の呼吸も自然と変わるかもしれません。

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雨の日は特に、湿度が高くなって香りが拡散しにくいので、
深く深く吸い込むことになります。
みんなでスースー、ハーハー、クンクン。

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部屋中に広がりにくい代わりに、バラを解体した時の香りは濃い。

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選ばれるバラはさまざまで、色や形の好みに加え、
「美味しそうな香り」 「香りをブレンドしてみたい」
なぜそれを選ばれたかを聞くだけでも、とってもおもしろい。

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バターの塗り方、花びらの並べ方、作業するスピード、
みなさん本当に個性的です。

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講座に興味をもたれた動機も人それぞれなので、
毎回、たくさんのご意見やご質問をいただき、
それによって講座でお話しする内容も変わっていきます。

参加者の方によって作られていく
ワークショップであることを、あらためて感じました。

今回は、意識と身体についてのお話をして下さった方がいて、
とても共感するものがありました。
名前をつけたり、カテゴライズによって整理することも重要ですが、
それによって、見えなくなるものって、何でしょうか。

結局、フタをあけてみれば、あっという間の二時間で、
毎週たくさんの方にお会いできるのが、本当に楽しいです。

ご参加いただいたみなさん、激しく雨の降りしきる中、
本当にありがとうございました!!

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次回5/29は、哲学者・鞍田崇さんがゲストです。

「香りにまつわる文学を読み下すレッスン」と題した
特別講座では、フランスの文豪マルセル・プルーストの
『失われた時を求めて』という長編小説を扱います。

今回のワークショップでも体験していただいたように、
目には見えない香りを、言葉で表現するのは非常に難しいもの。
それを、文学の境地にまで高めたプルーストの表現法とは。

一見難しそうな話を、やわらかく解きほぐすのが、鞍田さんの持ち味。
プルーストをどう崩して組み立てていくのか、今から楽しみです。

残席わずかですので、お話を聞いてみたい方はお早めに!!
詳しくはコチラ
posted by クラタ at 17:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 05 20

「大人の学び」 × 片桐功敦

5/15 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.1

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なつかしい勉強机が並びます。

今あらためて考えてみても、よくできたデザイン。
作業に十分なスペース、長時間座っても疲れにくい机と椅子の高さ、
ものを入れられるポケット、カバンを引っ掛けるフック。

誰もが使ったことのある机だからこそ、
何の説明もなく、自然とみなさん自分の空間を作っていかれます。

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まずは、華道家・片桐功敦さんとの対談 「今、自然から学ぶこと」。

片桐さんがこれまでされてきた活動の中から、
花のもつ精神性や、その場に居合わせた時の空気感、
そして、個人的な香りの記憶についてもお話をいただきました。

詳細は、後日あらためてホームページでご紹介します。

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その後、アンフルラージュや香りについて、
実際に香りを確認していただきながら、講座を進めていきました。

みなさん、初めての香りやかいだことのある香りに、頭をフル回転。
「これ、知ってるはず!」「ライチみたいなにおいやな」「好き好き!」

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そして、いよいよアンフルラージュ体験です。

ご自分で香りをかぎ分けながら、お好みのバラを手に
みなさん上手に香りを集め、次回のみなさんへバトンタッチする
バラを仕込んで下さいました。

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今回は贅沢なことに、
片桐さんのイメージする「バラ」が表現された詩で
急遽朗読も行われました。

外の喧騒から隔離された静かな空間の中、
片桐さんの重厚感のある声だけが響き、
全員が手を止め、耳に集中した時間・・・。

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さらに、前日急にお願いしたデモンストレーション。

バラは生けたことがないという片桐さんが、
どんなバラを選び、どんな風に扱われるか。
私自身、とても見てみたかったのです。

こちらでご用意したのは、一般的な切り花には少ない、
生命感がむき出しになったバラたちでした。

グニャグニャと曲がったもの、枯れかけたもの、頭だけ大きいもの、
鋭いトゲがびっしりとついたもの、とても長いもの。

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バラの顔や角度を凝視し、選ばれたバラが姿を変えていきました。
器になったのは、壺石(つぼいし)。
めのうの一種で、自然に中が空洞になった岩の塊のようなものです。

こちらも、後日動画で。

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最後に、おもむろに一本のバラがむしり取られ、

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パラパラパラ

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パラと、散らされました。

何かいいタイトルはという話題になった時、
参加者の方から「散華(さんげ)」という言葉が出てきました。
花びらを散らした時に、その言葉がふと思い浮かんだと。

「散華」とは、仏教の法要時に、花や葉をまき散らすことを言いますが、
仏を迎え入れるため、花の香りで鬼神祓いをしたと考えられています。
片桐さんの花とバラの香りが、「散華」でつながりを見せた、
面白い発見でした。

こうして、盛りだくさんの第一回は、みなさんのおかげで
充実した内容となり、最後のティータイムを含め、
嗅覚・触覚・聴覚・視覚・味覚をフル活用した、
とても勉強になる会でした。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

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次回5/22は、二時間たっぷりと香りのお話ができます。

歴史的に香りがどう使われてきたか、香りの種類やメカニズム、
シンボルとしてのバラのお話や、文学・科学の観点からも、
香りにまつわるお話はさまざまです。

みなさんの関心に合わせて、お話しながら内容を変えていきますので、
しっかり学びたい方にピッタリのオーダーメイドレッスンになるかも。
香りを言葉で表現する、ワークショップも行います。

まだ空席がございますので、ご興味おありの方はお早めに!!
お申し込みはコチラ
posted by クラタ at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 05 14

いよいよ!

いよいよ、初回ワークショップも明日となりました。

片桐功敦さんのトーク×アンフルラージュのワークショップ。
一体、どんなことになるでしょうか。
今からワクワクしています。

片桐さんの魅力に支えられつつ、アトリエ・ミショー初のイベントにも
関わらず、定員を超える多くのお申し込みをいただき、
みなさま本当にありがとうございました!!

と同時に、別の日程へと変更してご参加いただける方々には、
お詫びと感謝の気持ちでいっぱいです。

今回のトーク内容は、後日ホームページ上でご紹介しますので、
楽しみにしていて下さいね。

その他の日程に関しては、
引き続き、お申込みを受け付けております。→コチラ

バラ祭り1

靭公園のバラ祭りも今日明日の開催となり、
お天気に恵まれた週末、たくさんの人で賑わう予感がしています。

園内のバラたちも、先週はかなりほころんできていたので、
そろそろいい具合に咲いてるかも!

そして、今回の主役であるバラたちもまた、
今か今かと出番を待ちわびて迫ってくるような勢いです。

今日は、私もギャラリー内で作業をしつつ、
みなさまに展示のご案内ができればと思っています。

何やらごそごそとバラを触っている人を見かけたら、
どうぞお気軽にお声かけ下さいね。

バラ祭り2

VADE MECVM.さんにも、あらためてホームページ上で
ご紹介いただいています。→コチラ

DMに引き続き、とってもステキです!!
posted by クラタ at 02:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 05 11

バラの石けん

バラの石けんというと、バラの香りの石けんを想像しますが、
これは材料がバラであって、香りはバラではありません。

石けん1

ワークショップにご参加下さるみなさまにお渡しするため、
現在、パック詰め作業中。

白バラを原料にして抽出したローズウォーター配合の白石けん。

石けん2

抽出した後の花びらかすを、さらに混ぜ込んだ茶石けん。

石けん3

どちらも、おくだばらえんさんと一緒に手作りしたものです。
よく言われるように、薬事法の関係上、化粧品としての
販売はできませんが、洗濯用や台所用にお使いいただけます。

身近なお花をこんな風にも使えるのかと、
知っていただくための大事なアイテムです。
詳しくは、当日。

石けん4

石けん一同、みなさまのお越しをお待ちしております。
posted by クラタ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 04 29

VADE MECVM. Showroom #2

いよいよ今日から始まる展示、段階的に準備を進めていて、
昨日Atelier Michaux からの搬入は、無事終わりました。

ショップボード

会場となるのは、大阪市西区の靭公園に面した気持ちのいいカフェ。
設計は、若手実力派デザイナーの柳原照弘さんです。

コンクリート打ちっぱなしの店内に、靭公園を望む窓は全面ガラス張り。
すぐ外の喧騒が嘘のように静かな空間からは、
四季の流れゆく風景がスクリーンのように移り変わっていきます。

当初、「少子化」をテーマにしたVADE MECVM.さんの作品だった
真っ黒な勉強机は、いざ腰かけてみると、
思いのほか懐かしく、すがすがしい気分になるほど。

そんな場所で、日曜の朝。
年齢や生きてきた世界は違っても、同じような関心をもった方々が
机を並べ学ぶ時間は、大人になってから、遠い過去の記憶となっていた
教室を思い起こさせ、幸福感さえもたらします。

チラシ

VADE MECVM.さんが製作して下さったDM。
赤バラを象徴的に用いた写真も、撮りおろし。

展示風景

展示風景をチラリと。

今回の展示には、アンフルラージュの一端を知っていただけるように
本物の香りのバラをいろいろ使っています。なんとも贅沢!!

展示風景アップ

品種は左から、ダブルディライト(フルーティーな香り)、
イントゥリーグ(濃厚なザ・バラの香り)、
マーガレットメリル(香水のような香り)。
展示を続けながら、中に仕込まれた油脂に香りが吸着していってます。

ワークショップでは、ここで香りが移ったポマードを収穫してから、
油脂とバラをセッティングするアンフルラージュ体験を通して、
参加者のみなさんにも、展示に関わっていただける仕組みです。

これから壁面に設置する、香りやバラに関する情報パネルには、
歴史に登場するさまざまな香料のお話もあります。
その中から、いくつか実物もお持ちしました。

香りの粒

アイリスの根茎(左上)、乳香(右上)、没薬(真ん中)、
クローブ(左下)、ベンゾイン(右下)。

エジプト時代や中世の人々が、どんな香りを日常的にかいでいたか、
想像をふくらませると、今の時代でも共有できることがあるかも。

一体どんな香りで、どんな歴史をともにしたのか・・・。
詳細は、展示をご覧になって下さいね。

その他にも、いろいろな植物のポマードの香りをご用意して、
私たちが日ごろいかに嗅覚を意識せずに生活しているかを
知るための実験を行います。

展示書籍

そして、書籍閲覧コーナー。
バラや香りに限らず、生態系や体臭に関するもの等、現在60冊ほど。
今後二か月の間で、随時追加していく予定ですので、
気になる一冊を、ぜひ見つけにきて下さい。

あとはバラを飾って、壁面いっぱいに写真が貼られたら、完成です。

CHASSIS

最後に、パルファムクリュシリーズ。
期間中、ギャラリー内で販売させていただくことになりました。

こちらが、展示に使用しているCHASSIS(シャッシー)。
アンフルラージュに実際に使用されていたシャッシーを
使いやすくアレンジしています。

SHALE

次に、SHALE(シャーレ)。
シャッシーより小ぶりで、手軽にチャレンジしていただけます。
全面ガラスで、花の様子がよく見えるのも魅力。

TISSU

それから、先日ご紹介したオリジナルクロス、TISSU(ティスュー)です。
シャッシー、シャーレともに付属していますが、単品でも購入可能。
イベント期間中は、発売記念価格で販売しています。

さらに、全6回のワークショップに、複数回ご参加いただける方への
特典として、2回参加でシャーレ、4回参加でシャッシーを
プレゼントさせていただくことにしました。しかも、香りのバラつき。

なんともリッチな企画ですが、すでにシャッシーをゲットされた方も。
この機会をぜひ、お見逃しなく!!
posted by クラタ at 01:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び