2012 08 04

「大人の学び」 六月の薔薇 - Rose de Juin

二日間の内容を、私からお伝えする前に、
今回はたくさんの方とFacebookでつながれたので
みなさんから、写真やブログ情報をたくさんいただくことができました。

まずは、その一部をご紹介したいと思います。
(気付いてないものがあったら、すみません!
掲載ご希望の方は、ぜひご連絡くださいませ。)

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6/9 「無農薬バラでアンフルラージュ」

●Mさん
雑誌「美的」のウェブ版、「美的.com」というサイトの
取材を兼ねて来て下さいました。
こんな風に記事になってうれしい!
ステキ(ビテキ)にご紹介いただき、ありがとうございました!

●Oさん
ブログで、躍動感あふれるレポートをご紹介下さいました。
当日の記憶が蘇るようで、すごい!
ありがとうございました!

その他には、、、

●Mさん撮影(モデル:Yさん)
京都から、お二人で来て下さいました。
撮るのも撮られるのも、お上手!
ありがとうございました!

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Yさんは、仕事場のブログでもご紹介下さってます。
そして、仕事場の一コマ。
(頭に巻かれているのって…!)

TISSU の生地はかなりしっかりしてるので、
汗の多い季節、バンダナや首巻きとしても重宝するそう。
みなさんも、ぜひ!

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●Sさん撮影
わざわざ事前に下見に来て下さっていたそう。
うれしいです…。

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そして、当日は有給を使ってお越し下さいました。
写真にも、ほんわか優しいSさんのイメージが出ています。
ありがとうございました!

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●Oさん撮影
Facebook では、かなり詳細なレポートを書いて下さってました。
私のも、代わりにお願いしたいぐらいです…。
ありがとうございました!

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6/10 「フロリハナのローズパーティー」

●Yさん
ローズティーを使ったお茶会のアイデアをお探しだった、Yさん。
少しはヒントがあったようで、今後どうなるのか楽しみです。
ブログでご紹介下さいました。
ありがとうございました!

●Nさん撮影
次のTさんとお二人で来て下さいました。
やっぱりお友だちだけあって、撮るものの好みが似ていたり。
でも違っていたり。比較すると、面白いですね。
ありがとうございました!

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●Tさん撮影
かなり撮り慣れていらっしゃるような、切り取り方。

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特に、花への近付き方にはハッとさせられました。

お母様とそろって、昔からお花好きなんだそう。
やっぱり写真って、気持ちが現れますね。
ありがとうございました!

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●Tさん撮影
「薔薇の香りのお勉強。嗅覚がギュンギュン。快感でした。」
というコメントとともに。

嗅覚の快感って、ありますね。
最近、特にそれを感じるようになってきました。
やっぱり、それぞれにとっての究極の香りがあるんでしょうか?
お花屋さんならでは(?)のお言葉、ありがとうございました!

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●Oさん撮影
ご自分でもたくさんの方に教えてらっしゃる立場の方とは
思えないぐらい、気さくで謙虚なお人柄に感激でした。
ありがとうございました!

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●Kさん撮影
Oさんとお二人で来て下さいました。
ステキな天然&癒し系キャラに、笑わせていただきました。
すでに女子力高いです。
ありがとうございました!

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●Tさん撮影
レッスンでは、お一人で来られる方も多いんですが、
ありがたいことに、みなさんすぐに打ち解けて
仲良くなって下さることが本当にうれしいです。
ありがとうございました!

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●Tさん撮影
最近めっきり男子率が低くなりましたが、
そんな中、果敢にご参加下さったツワモノです(笑)!

普段から、スキンケアにローズウォーターを使用されていると
いうからオドロキ。最近の男子は、あなどれません。
Hさんともども、ありがとうございました!

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●Mさん撮影(モデル:Kさん+Kさん)
耳の聴こえないお二人。
以前から、いわゆる障害をおもちの方たちと一緒に
ワークショップをしたいなと思っていました。
私のレッスンが「感覚」をテーマにしていることも、大きく関係します。

今回、急なご参加だったこともあり、
一緒に来て下さった簡単な手話ができるMさんに
通訳をお願いしてしまいましたが、こちらで事前に準備していたら
かなり伝わり方が変わるんだろうなという感触でした。

元々アロマをされてたKさんに予備知識があったり、
「感じる」ことがメインの講座ということを差し引いても、
まだまだ講義がメイン。

聴こえない方だけでとか、マンツーマンでとか、
手話を勉強したい方とペアになってとか、
これからいろいろ考えたいなーと思っています。

それにしても、この笑顔。
「めちゃくちゃ楽しかった!!」と言って下さり、ひと安心しました。
Mさんも、ご協力ありがとうございました!

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みなさんそれぞれにモチーフ、アングル、明るさが異なり、
とっても勉強になりました。
やっぱり自分のクセってあるものですねー。
これからは、もう少し新鮮な気持ちで撮ってみようと思います。

その他、こちらでご紹介できなかったみなさまも、
たくさんご参加いただき、本当にありがとうございました!!

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番外編

●Kさん撮影
二週間ほど行っていた、展示もほぼ片付け終わった後に
来て下さったKさん(男子)…。

「ほのかにのこり香」と。切ない…。
ありがとうございました!今度こそ、ぜひ(泣)!

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2012 06 02

× 永木卓

「大人の学び」の今回の展示には、
こんなガラスたちも登場してくれます。

作者は、永木卓(えいきたく)さん。
彼の感性に今、共振しています。

特別な香りを少しだけ入れておくための容器を
ずっと探していました。

誕生日や記念日にもらった花の香り、
幼いころの記憶から大切に感じる香り、
今の自分に必要だと思う香り。

たくさんではなく、強くではなく、
そっと少しだけ、自分のためだけに香りを発する何かを
大切に閉じ込めてくれる、小瓶や小箱のようで
自らは主張しない、寡黙な存在。

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「少しのbottle」

このネーミングと形に惹かれて近づいてみると、
そこには、ほんとに小さな小さな種や葉っぱ、針金やネジなど
普段は気がつかないようなあっけないものたちが
深いくぼみの中で眠っていました。

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栓になっているのは、色ガラス棒。
これを溶かして成形すると、色のついたガラス作品ができます。

制作過程で出た小さなかけらを削り出したものが、
大切なものを守る役目を新たに得ました。

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「その人の何かを閉じ込めてもらえたらと思って制作したボトルです。
思い出でも文字でも言葉でも。」と、永木さん。

永木さんが語らずとも、生まれ出たガラスたちから
すでにそんな声が聞こえてきています。

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「金彩の蓋もの」

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「銀彩の蓋もの」

今まで作ってきたポマードはさまざまな香りで、
中には特別思い入れをもっているものもあります。

たくさん管理するには、アルミ缶も使い勝手がいい。
けれど、これだけはきちんとした居場所を用意してあげたい。
そう思う香りが増えてきた時に、めぐり会えたイレモノです。

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これは表面に金彩、銀彩が施され、中はクリアのままですが、
丸いものや低いもの、くぼみがとっても小さいもの、
土台だけマットガラスだったり、いろいろです。

ひとつひとつ違うので、愛着もひとしお。

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「moss」

ポテッ、ツルッ、の中央に覗くmossの姿。
思わず笑いそうになります。

mossのためだけの家。
mossのためだけの大きさ。

このアンバランスが原因ですね、きっと。

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けれどよく見ると、ほんとに美しい。
電球のような女性のような、色白でなめらかな肌。

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小さい網が仕込まれているので、苔や培地を土台に
ちょっとした植物も入れられます。

ここで発芽させるのも、保育器に入れられた赤ちゃんのようで面白い。

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この網を外すと、中は空洞。
お花を入れたり、他の使い方をするにもイメージが広がります。

香りに偶然関わって、今はそちらがメインになっていますが、
これからもっと植物の居場所を増やしたり、
いろいろな素材で植木鉢を作りたいと思っています。

その一つが、ガラスでした。
「moss」や永木さんが生み出す作品たちは
それぞれがたくさんの可能性を秘めているように感じます。

そんな永木さんのガラスたち、
明日からVADE MECVM.Showroom #2で
一か月半の間、ご覧いただけることになりました。

どなたかの元にお嫁入りすると、
見ていただけなくなる一点ものばかりですので、
気になる方はお早めにお越しくださいね。

イベント詳細は、こちらから。
posted by クラタ at 00:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2012 05 28

#001 Transparent Bag 360°

- Atelier Michaux の場合 -

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生花を小さな粒のシリカゲルに埋めておくと、
鮮やかな色を損なうことなく、ドライフラワーにできます。

一年以上前に作っておいたドライフラワー、
キャンドルに使おうと思っていたものを
透明のかばんに閉じ込めてみました。

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差し込んだ光が、幻想的にかばんを照らし出します。

手前ポケットには、踊る少女のようなスターチス。
奥のポケットには、星くずのようなカスミ草。

向こう側まで透けて見えるので、
奥行きを使うと一つの世界観が広がります。

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ここは、長野県・蓼科の森の中。

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フレッシュな植物に囲まれた豊かな場所なので、
ドライフラワーは取り出して、

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スミレを摘んで、かばんの中へ。

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さっき模様になった花たちが、いつの間にか押し花に。

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頑丈なこのかばん、農作業にも最適です。
みなさんなら、どう使う?

#001 Transparent Bag 360°とは? → こちら

◆6月のバラと3つのマチ◆
・大阪編 「大人の学び」六月の薔薇 - Rose de Juin
・京都編 flow perfume. flow... N°3 Rosa
・伊丹編 「ばら大好きッ展」でアンフルラージュする
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2012 05 26

Made in Me Project

またまたお久しぶりです。
(フロリハナ講座、またちゃんと報告します!)

メール配信ではみなさんにお知らせしましたが、
6月のミショーはバラ月間。「6月のバラと3つのマチ」と題し、
大阪・京都・伊丹の順に、バラを使ったイベントを行っていきます。

その大阪編となる、今年の「大人の学び」は、
VADE MECVM.のみなさんとさらに対話を重ね、
展示に力を入れることになりました。

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その一つに、Made in Me Project があります。

”Made in Me = わたしのなかでつくられた” という意味のように、
自分から学び取り、表現する力を養うことを目的とし、
使う人によってアレンジできる製品を展開するプロジェクトです。

主旨だけで、すでにかなり共感。

そんな Made in Me Project は、
イタリアと日本を拠点とする3人組、Noma(ノーマ)によって手がけられ、
第一弾としては、二重構造になった透明のかばん、
#001 Transparent Bag 360°」が発表されました。

このかばんは、透明な二枚のビニールが合わさっていて、
間に何かをはさんで自分なりのアレンジを加えたり、

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中にいろいろなものを入れて「見せる」ことができます。

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特に決まりや制限はなく、年齢、性別、国籍、言語、宗教も問わず、
誰にでもできるアレンジですが、唯一の条件が写真投稿。

世界中の360人がアレンジ→自分と一緒に撮影→写真を投稿
→写真を展示会で発表、することで初めて成り立つという
ものを入れる以外にコミュニケーションの役割をも担うかばんなのです。

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その発表する「展示会」というのは、
2012年4月、イタリアのミラノサローネ期間中に
トルトーナ地区で開催された TORTONA DESIGN WEEK

続く5月、日本展として開催場所に選ばれたのが
VADE MECVM. Showroom #2 Gallery でした。
(その時のDMは、こちら。)

みなさん、かばんを思い思いにアレンジされていて、
写真の撮り方もさまざまです。
ぬいぐるみを入れたり、刺繍を施したり、鯉のぼりにしたり。
気分や好みの変化に合わせて、アレンジが変えられるのも面白い。

こんな風にアレンジにバリエーションが生まれているのは、
製品としてのクオリティが高いことが、まずポイントです。
縫製などがしっかりしている上、ビニールの内側はすべりにくい
特殊な加工が施されています。

この「すべりにくさ」を含め、単なる思いつきでない
製品への飽くなき探求が、アレンジのしやすさだったり、
気軽に楽しめる一因にもつながっています。

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そんな「#001 Transparent Bag 360°」は
360個限定で生産されていたため、すでに完売しましたが、
第2弾として、半透明タイプの4つの形のかばんが新たに登場。
「大人の学び」展示スタートにあわせて、販売が開始されます。

「植物のさまざまな楽しみ方」を提案したい Atelier Michaux と
Made in Me Project が一緒になると
はたしてどんなことが起きるのか?

これから私クラタがまずは実験人となり、#001の透明かばんの中に
さまざまな植物を入れては、このブログに写真を投稿していきます。
「もっとこうした方が!」とか「うちの植物入れたら絶対かわいい!」とか
アイデアお持ちの方、ぜひ会場に遊びに来てくださいね。

今回の「大人の学び」展示は、まだまだいろいろあります。
続きは、また。

イベント紹介はこちら↓

◆6月のバラと3つのマチ◆
・大阪編 「大人の学び」六月の薔薇 - Rose de Juin
・京都編 flow perfume. flow... N°3 Rosa
・伊丹編 「ばら大好きッ展」でアンフルラージュする
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2012 02 24

「大人の学び」 記録集 × 國枝健一

ほんとにほんとに遅くなってしまいました・・・。

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去年(!)の6/12に開催した「大人の学び」 vol.5 記録を
ようやく公開しました!!

内容調整に多少時間がかかったものの、すでに8カ月も前・・・。
ご参加いただいたみなさん、ほんとに申し訳ございません。

まだほのかに残っているであろう記憶をたぐり寄せ、
余韻に浸っていただけると幸いです。

トーク中は専門用語も出ていたので、
注釈を入れながら理解していただきやすいようにしました。
「こういう話だったのか!」という方もいらっしゃるかも?

講座の様子は、コチラから。
posted by クラタ at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 12 16

10/9 参加されたみなさまへ

堀田さんのイベントを撮影されているtoitoiさんから
ステキな写真がたくさん届きました!

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他にもまだまだあります。
flickrにアップして下さったので、コチラからご覧ください!
posted by クラタ at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 11 30

ハーブの挿し芽

植物ファクトリー講座で使ったハーブ。
みなさんのところでは、どんな風になりましたか?

私はひとまずポットのまま仮置きしてしまっていたんですが、
キッチンの窓は南向きのくもりガラスなので、ハーブにもいい環境。
みんなかなり元気です。

ハーブは、刺激を与えると香りを発散するので、
水やりで触れるたびにそれぞれの香りがフワッとあがり、
おしゃべりな子どもたちと会話しているようで気持ちが和みます。

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少しずつ料理にも使っていましたが、
ミントがかなり伸び放題になってきたので、
そろそろ切り戻しと挿し芽をすることにしました。

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一か月半前は、どれも同じぐらいの大きさでしたが、
種類によって生長の早さはさまざま。

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全体的にひと回り大きくなった
クラリセージ。

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やわらかいウブ毛がかわいくて、
光が当たるとキラキラしています。

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葉柄にまでびっしり。

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ゆっくりした生長であまり変わらない
ローズマリーと

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レモンバーム。

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ミントが一番伸びていますが、品種によって差が出ました。
スペアミントに

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ブラックペパーミント。

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ブラックペパーミントは、他の品種に比べると
水切れに弱いようで、水やりが遅れた時に
萎れてしまったことが何度かありました(泣)。

でも、そこで諦めないのが肝心。

一度枯れたようになっても、水をあげればまたシャッキリ。
そのあと根気よく世話をすれば、
腋芽(わきめ)が育って元気に復活してくれます。

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腋芽とは、葉っぱの根元にある新しい芽。
最初は見えないぐらい小さいので
気付かないぐらいですが、ちゃんと隠れています。

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葉っぱはある程度大きくなると役目を終えて枯れ、
代わりにこんな風に新しい芽が育ってきます。

水切れを起こして葉っぱそのものは枯れても、
ひそかにこの小さい芽が命をつないでいるのです。

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アップルミントはぐんぐん伸びて、一番長い枝で60cmもありました。

ミントが伸び続けたのは、頂芽優勢(ちょうがゆうせい)といって、
植物ホルモンの関係でてっぺんの芽だけが生長したため。

その枝が立っている時は上へ上へ伸びますが、
垂れ下がったままにしておくと、腋芽も同じく生長し始めます。
つるバラなどで利用される方法です。

伸ばしすぎずに株をこんもり充実させたい時は、
対になった腋芽を残し、頂芽を切ります。
それを摘心(てきしん)とかピンチといいます。

ピンチを繰り返すと、少しずつ枝分かれして
株の形もきれいになり、収穫量も多くなります。

今回は、すでに伸びっぱなしで株の形も崩れているので、
短く切り戻して腋芽を育て直す作業が必要です。

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挿し芽の準備。
まずは、アップルミントから。

古い葉や枯れ枝を取り除きながら、
新芽を残して茎を切り分け、挿し穂を作っていきます。
切り口をカミソリで鋭くそいだ後に、
しばらく水につけ、十分水を吸わせます。

ミントには、水につけるだけ(水挿し)で根が出るものもあり、
その場合はここまででOK。
ただ今回はよりたくさん殖やそうと、細かく切っているので、
水替えの手間を考えると、培地に挿した方が管理がラクです!

曲がったものや葉のついていないもの
いろいろですが、結構な分量になりました。

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ここで、植物ファクトリーキットの出番です。

挿し芽トレイに培地をつめて、十分に水で湿らせたら
あらかじめワリバシで穴をあけていきます。
このひと手間が、挿す時に茎の切り口をつぶさないコツです。

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下の方。

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葉っぱがなくても、腋芽さえ残っていれば育ちます。
省スペースでいくつかずつ植えてますが、
根っこが出てきたら、ゆったりと植え替えてあげる予定。

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てっぺんの方。

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そして、スペアミントとブラックペパーミント。

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アップルミントに比べると、茎が細いせいか
クネクネ曲がっているのが多かったです。

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全部で200個ほどの挿し芽ができました。
しばらく日陰に置いて、様子を見ます。

たくさん殖えたら、お酒やオイル、ビネガーに浸けこんだり、
お風呂用やサシェ用など、料理に美容にと夢が膨らみます!
早く育つといいなぁ。
posted by クラタ at 23:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 11 29

バラパーティー+キンモクセイ

書きたいことがいろいろありすぎて、
何から書こうか考えているうち、いつのまにか時間ばかりが・・・。
落ち着いて、一つ一つお伝えします(笑)。

講座にお越し下さるみなさんとのやり取り、
ほんとに楽しいことがたくさん。
自分だけで一人占めするのはもったいないので、少しご紹介を。

秋の料理講座、バラを使ったコンフィチュールは、
とってもおいしく簡単だったので、みなさんにも大好評。
Tさんから、ホームパーティーでも作りたいというお声があり、
バラのみを送らせていただきました。

講座にも使用したリークという品種のバラ、
秋から冬にかけ、形・色・香りともに本当にいい季節です。
その中でも、特に大きくキレイなものを厳選しました。

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そして、コンフィチュール作りは大成功!!とのメール。
お友だちにもとっても喜んでいただけた様子で
ホッとひと安心でした。

念のため、多めにお送りしたので量も十分だったようで、
残りのバラをテーブルに飾って眺めながらのティータイムは
良い香りに包まれて最高の気分だったそう!

堀田さん直伝のレシピを取り入れながら、
Tさん流に楽しくアレンジされてる様子が、ほんとにうれしかったです。
テーブルコーディネートもメニューも、とってもおしゃれ♡

・カナッペ(二種類)
生チーズ+バラのコンフィチュール
レバーペースト+ドライイチジク+ピスタチオ

・生ハムと柿のサラダ
(バラのコンフィチュール+バラのビネガー
ダブル使用のドレッシング)

Tさん、ありがとうございました!!

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かくいう私も、堀田さんのレシピにはお世話になってます。
先月は二回、0歳児の子育てまっ盛りで
ちょっと疲れ気味の友人宅へそれぞれ
材料や道具持参で、押しかけクッキングしてきました。

子どもたちは目の離せない時期で、
友人はなかなか一緒に作業できません。
「勝手にやってるから、たまに見てみてね」と、
おしゃべりしながらの解説。

それでも、花びらの付け根を摘んでるだけで
部屋中がやさしい香りに。
リンゴやレモンを鍋でコトコト煮始めると、
さらに甘ーくおいしそうな香りが。
これだけで気持ちが安らぐと、喜んでくれてました。

ほんとに簡単なので、コンフィチュールはあっという間にできあがり、
ベーグルと合わせてシアワセ〜♬
ビネガーの仕上がりは、数週間後のお楽しみに。
残ったバラも、トイレに飾ったり、足湯に使ってもらったりしました。

子育て中って、ほんとに余裕がないもの。
ゆっくり食事や香りを味わうのもなかなか難しいですが、
そんな時こそ、お母さんにはほっこりできる時間や
ゆったりした気持ちが必要なんだと思います。

なので、できあがったものをもっていくよりも
料理しながら自然に出る香りを吸い込みつつ
ペチャクチャおしゃべりって、多分すごくいい。

それに、みんなと共有したくなるこのハッピーな感覚、
きっと料理のもつ力だけではない気がします。
香りがそうさせるのか、バラがそうさせるのか。

料理講座でも友人宅でも、エネルギーが満ちていく感じを
目の当たりにし、バラの香りがもつ抗うつ作用を
身をもって実感したような気がしました。

みなさんも、誰かのために、誰かと一緒に、
この感覚を体験してみてくださいね。
(今準備中のショッピングサイトで、
食用バラとレシピの販売も計画してます。)

あとバラに限らず、お花やハーブを使った料理の
おすすめレシピなどあれば、お知らせ下さい!
みなさんと情報やアイデアを共有していきたいと思います。

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そしてこちらは、もう少しさかのぼってキンモクセイ。
10月頃にMさん宅で咲き、かわいく飾られたものです。

私の場合、去年は運よく大量のキンモクセイが手に入り、
ポマードも作れたんですが、今年はそのツテがなく、
道を歩くたびに持ち帰りたい衝動にかられていました。

そこへ、キンモクセイでアンフルラージュはできますか?
と、Mさんからのご質問。
もちろんー!できますよー!!といろいろやり取りを。

キンモクセイはバラに比べて花が細かいのと、
意外に花粉が多いので、デフルラージュ
(傷んだ花を取り除く作業)が結構面倒。

お茶パックのようなメッシュ状のものがあれば、
香りは通してゴミは残さないので、
ラクチンですよ!とお伝えしたところ。

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ガーゼで代用して下さいました!
なんてかわい〜〜♡

かつてはオイルに香りを移すのに、
モスリンの布を使ったりしたようですが、
ガーゼを敷いた感じ、イイですよね!!

キンモクセイは結構肉厚で、わりと重みもあり、
たくさん入れると蒸れやすくなることもあるので、
実際にはもう少し分量を減らしてもらいました。

そして、交換二回。
ユンさんの回の時に持って来て下さったんですが、
何ともやわらかい香りなんです〜。

しかも、私にまでいただけて・・・(泣)!!
自分一人ではもったいないので、期間終了まで、
みなさんにもかいでいただけるよう展示させていただきました。

それにしても、お庭でこんなにもたくさん
新鮮なお花がとれるなんてうらやましいですね!

Mさん、ありがとうございました!!

みなさんももし、
・お庭に香りのいい花咲いてるけど、使える?
・家にある花で、自宅に友だちも呼んで講習してほしい!

などなど、ご質問・ご要望あれば、いつでもご連絡くださいね。
ポマードちょうだいとは言わないので、
メールでのお問い合わせもお気軽に(笑)。
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2011 11 18

「大人の学び」 × スピード感

「大人の学び」〜アンフルラージュから広がる世界 番外編

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ブログの更新がかなり遅くなってしまいましたが、
「大人の学び」秋展示、無事に終了しました。

展示を見に来て下さった方々、
講座にご参加いただいたみなさま、
あらためてありがとうございました!!

「大人の学び」という講座、
もともとVADE MECVM.さんが開催されてきたものですが、
Atelier Michauxにお声かけいただいて以来、
幾度となく話し合いを重ねてきました。

その中で挙がった一つに、私たちが本当に知りたい情報は、
どこへいけば手に入るのか、ということがありました。

現代はあらゆる問題を抱え、
それに類する無数の情報を発信しています。
けれど、そのほとんどが真実には遠く、
なかなか「答え」には辿り着けません。

その辿り着けない「面倒さ」こそが、
私たちから本当に必要な能力や情報を
遠ざけてきたのではなかったかと、考えています。

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私自身、20代の頃は焦りばかりが先に立ち、
生き急いでいるようなところもありました。

最近になってようやく、自分の足元に転がっていた
たくさんのヒントに気付けるぐらい、
気持ちも環境も整ってきたように思います。

それらを生かすために必要なのは、「スピード感」。

根をもたない情報を吸収するのは一瞬ですが、
根の生えた確かな体験を積み重ねるには、
とっても時間がかかるもの。

そのゆっくりとしたスピード感に根負けせず、
休み休みでも、関心を持ち続けることが肝心です。

VADE MECVM.さんと通じる部分はたくさんありましたが、
特に共感したのは、「きちんと立ち止まる」こと。
うまく処理できない事柄がある時は、流さずに立ち止まる。
というか、立ち止まってしまう。

それは意外と大事なことなのではないか、というのが、
私たちの共通認識でした。

そこで、問題ごとにAtelier Michauxとしての提案を行い、
時間をかけながら、みなさんと一緒にそれぞれの「答え」を
探していく場を作りたいと思っています。

具体的なお話は、またこちらでポツリポツリと(笑)。
VADE MECVM.のみなさん、ありがとうございました!!

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そして今回も、DM設置、サイトや紙面掲載、
バラとフジバカマの提供に、たくさんの方々がご協力下さり、
幅広い年代、遠方の方にもお越しいただくことができました。


おくだばらえん
Calo Bookshop & Cafe
graf
Clippin JAM
京阪神エルマガジン社
KBS京都
恵文社 一乗寺店
ソトコト
hitofushi
flowing KARASUMA
benchi
MILBOOKS
餅匠しづく 新町店
柳々堂
ロク         (五十音樹、敬省略)


遅くなってしまいましたが、本当にありがとうございました!!
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

また、参加者の方が書いて下さったブログを見てという方も
かなり多く、みなさんのステキな写真や文章、
いつもありがたく拝見・拝読しています。

当日は全員の方とお話するようにしていますが、
なかなかゆっくりというわけにはいきません。
講座後、ブログやメールを通して知ることも多く、
みなさんのご意見やご感想から、勉強させてもらうこと多々。

というわけで、「大人の学び」、続きはまた来年。
posted by クラタ at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 30

「大人の学び」 × 尹煕倉

10/23 「大人の学び」〜アンフルラージュから広がる世界 vol.9

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だんだんと冬が近付いてくる気配。
日射しはやわらぎ、日が高くなる時間も少しずつ遅くなっています。

早くも、秋講座・最終回。
春講座の半分だったこともあってか、
始まってみると本当にあっという間の一ヶ月でした。

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美術家で多摩美術大学准教授の
尹 煕倉(ユン ヒチャン)さんによる「「触れる」を知る」。

まずは、これまでの作品や活動の紹介から。
尹さんは、学生時代から「そこに在るもの」というタイトルで
四角い「陶」の作品を手がけてこられました。

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(以下、尹さんの文章より)

「そこに在るもの」とは、
作品として確かにそこに在りながら、
時に応じて、在ることと、無いことをしなやかに行き来するもの。
観る人の時々の意識に応じて、語りかけ、あるいは黙すること。
そのために空間と同化し、且つ異物として在ること。

普通に在る 飾らないで在る
ありふれて在る 何でもないように在る
ぽつんと在る 在るように在る

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尹さんの作品は「観ること」を強いず、
時に視点からはずれ、時に環境に溶け込み、
「観ること」そのものを鑑賞者に委ねています。

こちらの心が開いている時だけ両者の関係性はつながり、
そうでない時にはひっそりと身を潜める存在。
その寛容さによって、「在る」ことが違和感なく受け入れられる。

とはいえ、外敵から身を隠すために変色する動物や
周囲の風景にまぎれようとする植物とは違い、
自然界にはない「四角」という形だけが唯一
静かに異物であることを語りかけています。

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小さい四角は、「陶」の作品。

そして最近では、選ばれた存在の良質の粘土ではなく、
どこにでもある平凡な土を焼き、砕いたりすったりして
粗さの異なる「陶粉」という素材も自ら作られています。

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化学者のように丁寧に分類分けされた
粗さ、色、採取地の異なる陶粉をみなさんにもご覧いただきました。

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これらの陶粉は、陶粉画という形で
また新たな表現領域を生み出しています。

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にかわを使って筆で描くそうですが、
「描く」というより「重ねる」イメージ。

細かい粒子がくっついたり広がったりしながら、
水の波紋のように無理なく状況に呼応しています。

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京都のかみ添さんで展示された、陶粉画。

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そしていよいよ、触覚ピースの登場です。

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全員アイマスクを装着していただきました。

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表面が5段階の粗さになっている陶板を
目隠しした状態で触り比べ、粗い順に並べていきます。

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目が見える状態で触り比べてもOKですが、
どうしても視覚優位に反応してしまう私たちの身体を
指先だけに集中させて。

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見えていないはずなのに、指先の感触が
つい今しがた目にしたばかりの陶板の記憶を
勝手に辿り、まるで見ているような感覚にも。

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目で触っているのか、指で見ているのか。

陶板を目で見ない状態で始めていたら、指で見たものは
また別の姿をしていたかもしれません。

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最後に、答え合わせ。
喜ぶ方!ガッカリされる方・・・。
反応もいろいろです。

焼成温度の違う別の陶板でも、再度チャレンジ。

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一喜一憂したところで、この試みに対する意義について
谷川俊太郎さんの「感性ってなんだ?」という文章を手がかりに
尹さんが大切なお話をして下さいました。

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「感度」と「感性」の違いとは何か。

感覚を通して答えが導き出される今回のような体験をする時、
私たちはつい正解を目指してしまいそうになります。

けれども重要なのは、より精度の高い「感度」を求めるのではなく、
いかに「感性」を充実させるか。
「感性」をより豊かにすることが、自らの思考や生き方を深め、
いきいきとした感覚を開かせていく。

「感度」を上げる機械的な営みよりも、
より人間らしい「感性」を磨くことが、
新たな発見や喜び、表現を生み出すことにつながるはず。

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では、「感性」を磨くためにできることは何か。

尹さんの個人的な体験としては、
空の写真を撮ることがそれにつながっているそうです。

人それぞれ方法は違えど、好きなことを見つけ、
心が動くこと、身体が反応するものに素直に感動する。
その繰り返しによって、「感性」は磨かれていくというお話に
みなさん聞き入っておられました。

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ここで終わっていいぐらいの内容ですが、
一応、お約束のアンフルラージュも(笑)。

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この日の花びらは、前日に入れ替えたばかりだったので
バラ風呂用にとみなさんに持って帰っていただきました。

無農薬だと、浴用にも食用にも観賞用にも使える。
そう思っただけですがすがしい気分になるのは、
幅が広がるだけでなく、道が開ける気がするからかも。

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微細な触覚は、切り花にも応用できます。
水の上がりにくくなったお花は、ハリが失われ、
花びらや葉がやわらかくなってきます。

そのタイミングをいち早く察知できれば、
茎の切り戻しをしたり、新聞で巻いて一晩深水につけたりして
もと通りの元気な状態に復活させることも。

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アンフルラージュも、花びらが日々変化する様子がわかるので、
新鮮なハリのある状態と、水分を失ったやわらかさの違いや
香りが失われていく過程を目と指と鼻で感じていただけます。

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尹さんにも挑戦していただきました。
やっぱり化学者のような佇まい。

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新しく入れ替えたフジバカマも、お待ちかねです。

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ふたたびTISSUの包み方。
これ、Parfum Cruカードに加える必要アリですね。
包み方は二種類あるので、しばしお待ちを。

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こうして見ると、まるでそこに最初からあったような尹さんの陶粉画。

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ごく自然に、その場の空気に溶け込んでいました。
ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

そして、140枚もの陶板をこの日のために制作していただき、
遠く東京からお越し下さった尹さん、本当にありがとうございました!!

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今回の企画のきっかけになった絵本『あらしのよるに』と
尹さんの作品を連想させる赤瀬川原平さんの『四角形の歴史』。
11/6までは、書籍コーナーで閲覧していただけます。

尹さんの作品、大阪では
高麗橋吉兆 JR三越伊勢丹店
餅匠しづく 新町店
柳々堂書店
などで常設展示されていて、どなたでもご覧になれます。

今回の講座にご都合合わず来られなかった方、
このブログを読んでご関心をもたれた方は、
一度足を運んでみて下さいね。

また現在、以下の展示に参加されています。

○「新・陶・宣言 ceramic works, 2011」
 9/17(土)-12/25(日)
 豊田市美術館(愛知県豊田市) →詳細

 10/30(日) 14.00-
 アーティストレクチャー 「真・陶・宣言」
 豊田市美術館・講堂

○龍野アートプロジェクト2011
 「刻の記憶 Arts and Memories」
 11/18(金)-11/26(土)
 聚遠亭(兵庫県たつの市)ほか →詳細

 11/20(日) 11.00-/13.30- 事前申込制
 アーティストトーク 「遠くをみる、近くをみる。」
 聚遠亭内

豊田市美術館のトークは本日です。
ギリギリのご紹介になってしまいましたが、
お近くの方はぜひご参加ください。

最後になりましたが、「大人の学び」秋講座、
今回もたくさんの方にご協力・ご参加いただき、
幸せな出会い、楽しい時間の連続でした。

みなさま、本当に本当にありがとうございました!!

続きはまた、次の春。
同じ場所でみなさんにお会いできるのを楽しみにしています!!
(内容はすでに構想中・・・)
posted by クラタ at 04:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 28

「大人の学び」 × 林孝洋

10/15 「大人の学び」〜アンフルラージュから広がる世界 vol.8

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またまたすごい雨。
ごめんなさい、雨女は私です。

搬入やメンテを含めると、すごい確率でどしゃ降りになるので、
そのうち、ミショーオリジナルレインブーツでも作ろうかなと思ってます。

はじめての土曜講座。
植物学者・林孝洋先生の「家庭でできる植物ファクトリー」。
ファクトリーキットは、こんな感じでした。

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トレイにポットに培地に種、そして栽培カードです。
お試し用に液体肥料もおつけしました。

急に思いついたので、しょう油さしの容器というのはバレバレでしたが
一応、種のシールとカラーコーディネートしたんですよ(笑)。

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この液体肥料、毒々しいほどの青色をしていますが、
これは誤飲を防ぐなどの理由で、わざとつけられた色です。
人間はこの色を見て食欲を失いますが、植物にとってはどうなのか。

虫や鳥など、動物が人間とは違う色を認識しているように、
植物もまた、人間とは違う方法で生きています。

今世の中的には有機農法がよしとされている風潮がありますが、
植物は、有機物を直接体内に取り込むわけではありません。
すべて無機物に分解してから取り入れることを考えると
間違った方法で有機農法がもてはやされることに
否定的な研究者が多いのもまた、事実のよう。

田舎育ちの子が健康で、都会育ちの子が不健康かというと
必ずしもそうではないのと似た話かもしれません。

植物は何を感じ、何を必要とし、どのように生きているのか。

自分たちと同じ感覚で推しはかろうとするのではなく、
植物そのものがどう生きたがっているかと考えると
その環境がどうあるべきかは、私たちの事情によって選択されていて
植物の生命力や反応は、また別のところにあることに気付きます。

農業や食を考える上では、倫理、文化、好み、収量、経済など、
いろいろな要因が複雑にからみ合っているため、
ひと言で「これがいい」と言い切れないのが実情。

いいところばかりが見える時、その陰には何かしらの事実が
見えなくなっていることも忘れないでおきたい。

どちらかに偏るのではなく、双方のいい点・悪い点を見極め、
自分や身近な社会だけでなく、より広い視点で
よりよい方法を探っていくことが大切だと考えています。

そんな理由から、今回の企画を進めていきました。

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みなさんに選んでいただくハーブ。

・アップルミント
・スペアミント
・ペパーミント・ブラック
・ローズマリー・トスカナブルー
・クラリーセージ
・レモンバーム

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近畿大学の植物工場で育ててきて下さった野菜たち。

栽培を担当してくれた、研究室の北尾さんによると、
1か月と3日経った状態だとか。正確さは、さすが(笑)!
バターレタスが美味しかったそうですよ。

(左手前から時計回りに)
・ロロロッサ
・バターレタス
・ロログリーン
・サラダ水菜

そして、説明に使用するあらゆる電球たちです。

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挿し木用のカミソリ。
これは女性用の顏剃りですが、刃が薄ければカッターでもOK。
挿し木用ナイフというのもあるようですが、
要は、茎をつぶさず鋭い切り口にするためのもの。

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いよいよ講座、スタートです。

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まずは、パワポから。

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いろいろな作業をただこなすだけではなく、
「真の意味」を理解し、「工夫する楽しさ」を知ることを
大切にしてほしいという、林先生からのメッセージ。

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挿し木する時に触れる、土と空気。

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その接地面がどうなっていると発根しやすくなるのか。

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林先生は海外の生産現場において、技術指導もされています。

これは、培地を使った栽培法によるアンスリウムの根っこ。
細かくてフワフワしたキレイな根毛が生えている様子です。
根っこの喜ぶ声が聞こえてきそう。

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培地の説明を。
今回のキットや栽培カードは、林先生にもお墨付きをいただきました。
今後、販売もしていこうかなと思っています。

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近畿大学の植物工場。

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種まき(挿し木)トレイに培地をつめ、

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水を注いで、十分に湿らせていきます。

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鋭利な刃物で茎がつぶれないようにミントを切り、

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パワポで習った接地面に注意しながら挿します。
ミントの場合は特に発根しやすいので、「水挿し」といって
水を張ったコップに入れておくだけでも簡単に殖やすことができます。

その他にも、いろいろな「理由」と「楽しさ」を伝授していただきました。

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それぞれ持ち帰るハーブを選んだら、

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紅茶にミントを入れて、ほっと一息ティータイム。

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書籍コーナーの本をチェックして下さる方も。

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そして、アンフルラージュ講座へ。
家族のように、和気あいあいです。

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どれにしようかな。

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これがいいかも。

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今回は、自分より年長者の方にご参加いただき
とっても緊張されていたという林先生。
ドキドキがこちらまで伝わってくるようです。

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湿度が高い日は、花の香りが拡散されにくくなるので
花の中に香りがたくさん保たれています。

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よーく嗅ぎ分けて、どれが香りを育てやすいのか吟味。

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女性って、ほんとにバラがお似合いですね。

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男子も負けてません。

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とっても仲良し二人組。

フジバカマの葉っぱがウナギのように
とぐろを巻いていたことにも大笑い。
この後ちゃんと細かくちぎってもらいました(笑)。

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最後にはみんなでTISSU(ティスュー)の包み方を。

今回の講座、3日にわたってブログでご紹介下さった
参加者の方もいらっしゃいました。→(1)(2)(3)
温かいレポートに心から感謝です(泣)!!

私も毎回全力を尽くして準備に取り組んでいますが、
こちらが期待している以上に、何かを感じ取り、
たくさんのことを得て下さっているみなさんの反応に触れることは、
私にとって何よりの喜びであり、ねぎらいでもあります。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!

林先生と研究生の北尾さんにも、たくさんのご協力をいただき
今回の講座を実現することができました。
本当にありがとうございました!!

そして、当初10/30(日)までを予定していた展示ですが、
今週VADE MECVM.さんへCATVの取材が入り、
私も少しだけですが、出演させていただきました、

来週いっぱい放送されることになったので、
急遽11/6(日)まで展示期間を延長することに。
先週フジバカマもつぼみの多いものに差し替えたので
もう少し長くご覧いただけそうです。


【放送局】
ケーブルTV「ベイ・コミュニケーションズ

【番組名】
ほっとネット★ベイコム
「○○なカフェを楽しむ」コーナー内

【放送エリア】
大阪市西部(福島区、西淀川区、西区、大正区、港区、此花区、
浪速区、西成区、住之江区と北区・中央区の一部)、
尼崎市・西宮市・伊丹市全域

【放送期間】
10/31(月)-11/6(日)各日2-4回

【放送時間】
エリアによって異なります。 大阪 / 兵庫


京都では映らないようなので、私は番組を視聴できないんですが、
撮影とっても面白かったです。
リポーターさんの顔の小ささと巧みな話術には驚きでした!

VADE MECVM.美男美女スタッフさんも登場し、
店内のインテリアや商品のご紹介もされています。
もしも機会があれば、ご覧下さいね♪
posted by クラタ at 23:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 21

靭公園バラ園・ローズツアー

ローラン・ボーニッシュさんのイベント、無事終了しました!
お天気にも恵まれ、一日たっぷり堪能し尽くした素敵な一日でした。
そして、うれしい出会いがたくさんありました。

ローランさんのデモンストレーションは、
ブーケやコンポジションを作り出す驚異的なスピード、
その完成度、トークのキレ、すべてため息もの・・・。

アンフルラージュ体験にご参加いただいたみなさまも、
ありがとうございました!!

企画の広瀬さんはじめ、スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。
詳細は、あらためてレポートさせていただきますね。

そして、今の時期はバラのオンシーズン。
大阪では各所のバラ園で、イベントが開催されています。

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VADE MECVM.に面した靭公園でも、明日あさっては
バラの講習会+バラ園を散策するローズツアーを予定しているよう。

10/ 22(土). 23(日)
10.30- / 14.30-
定員なし
開始時刻にバラ園噴水前集合

10/23の「大人の学び」講座に参加される方もそうでない方も
お散歩やランチがてら、遊びに行かれては?
(お天気だけが心配ですが・・・!)

ローズツアー詳細はコチラ
posted by クラタ at 23:49 | Comment(6) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 18

10/23 「触れる」を知る

林先生の講座が無事終了したのもつかの間、
ラ・スイート神戸のイベントはあさって、
「大人の学び」秋講座・最終回も4日後に迫ってきました。

「家庭でできる植物ファクトリー」のレポート、
現在作成中ですが、いろいろ書きたいこともあるので、
もう少しお待ち下さいね。

そして次回講座のご案内、大変お待たせいたしました!

最終回には、美術家で多摩美術大学准教授
尹 煕倉(ユン ヒチャン)さんをお迎えし、
’「触れる」を知る’というテーマでワークショップを行っていただきます。

学生さんに対しては、普段から講義をされている尹さんですが、
一般向けのワークショップは、あまり機会がないそう。

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美術家としての尹さんの作品は、素材が「陶」。

陶器と同じく、粘土を焼成して作られていますが
それはあくまで「陶」です。

そして、焼成した土を素材とした「陶粉」を用い、
絵とは言い表せない、「陶粉画」なる作品も制作されています。
(このあたりは、当日詳しく解説していただきます。)

「四角」であること、その場所に「ある」こと。
尹さんの作品は、多くの意味を暗に指し示しながら、
あまり多くを語ろうとはしません。

その中から断片を一つずつ拾い上げ、
時間をかけて意味を見出そうとするうちに、
私たちはいつの間にか、尹さんの作品を思い返すようになっています。

あまり主張することなく、その場に溶け込むような作品や空間の提案。
それを読み解くのに必要なものは何か。

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今回キーワードにしたのは、「微細な触覚」。

私のイメージとして、
尹さんの作品にもつ印象は「かすかな違い」です。
「わずか」ほどもない、「かすか」な違いに気付くためには
こちらが研ぎ澄まされた状態でなければ、通り過ぎてしまうほど。

そんな作品を発し続ける「微細な感性」をお持ちの尹さんに、
「微細な触覚」について、お話いただくことになりました。

当初は他の講座に合わせ、
持ち帰っていただくアイテムがあった方がとも考え、
粘土セットを使った造形レッスンを予定していました。

しかし、テーマについてお話を重ね、
より内容を理解していただくのに最善の方法を考える中で、
「持ち帰る」ということにこだわらない方がといいのではと、
ユンさんから「触覚ピース」なるものをご提案いただきました。

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そして贅沢なことに、
今回のために大量の陶板を制作して下さることに!
(12回の窯焚きが必要だったそうです・・・。)

持ち帰っていただくことはできませんが、
この触覚ピースと陶粉を使って、さまざまな方法で
「触れる」ことの体験を行います。

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尹さんの制作も、「触れる」ことから始まります。

土をこね、形を作り、表面を滑らかにし、
その仕上がりを指で確かめる。

一見、私たちも同じように、
日常的に指先を使っているように思えます。

パソコンのキーボードやタッチパネル、
ピアノやそろばんなど、あらゆるものに触れ、
目で見なくともその違いを認識し、押したり弾いたりしています。

けれど、感じているのは機械や楽器などの道具。
私たちは、ボタンや鍵盤の位置を正確に覚えられれば、
あとは道具の方が機能的に反応してくれます。

それは、「当てる」とも言いかえることができ、
位置が変わってしまうとまったく機能しなくなるような
いわば、受動的な触覚。

だとすれば、「触れる」ことの本来的な意味を有し、
こちらが積極的に感じることのできる、
能動的な触覚とは何でしょうか。

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それは、対象の変化を読み取る能力。
日々変化する温度や湿度を指先で感じ取ることのできる力。

「陶」を作る上では、それらに対応して
窯の温度を調整したり、釉薬の配合を変えたり。
植物の体調を知る上では、花や葉に触れ、
水をあげたり、茎を切り戻したり。

原初的でありながら、現場でお仕事をされている方には
ごく当たり前の感覚かもしれません。
そんなことを考えながら、「触れる」ことをあらためて
知っていただくための講座にできればと思っています。

参加者のみなさん、お楽しみに!!

イベント詳細はコチラ
posted by クラタ at 23:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 14

栽培カード+種カード

10/15(もう明日!)の栽培カード、今回は絵本タッチになりそうです。

和出さんにたくさんたくさん描いていただき、
今の今までかかってしまいました・・・。
いつもありがとうございます(涙)。

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使わないカットですが、どれもカワイイのでちょっとご紹介。


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最終仕上がりは、当日のお楽しみです!

それぞれは詩のようでありながら、
すべて合わせると一つのストーリーになっているような、
心がやわらかくなるイラストを選びました。


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テキストや印刷など、まだまだこれから作業が残ってるので、
試験前を思い出しながら、夜な夜な頑張ります。

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そして、種。
名刺と同じデザインのカードにしてみました。
右がカードの状態、種を乗せて、シールをペタリ。

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ハーブも迷ったんですが、近畿大学の植物工場と同じ
育てやすいリーフレタスに決めました。

これで、みなさんに種まきを行っていただきます。
参加される方は、お楽しみに!!

明日はバラの入れ替えにおくださんとVADE MECVM.さんへ。
見かけた方は、どうぞお声かけ下さいね。

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 03:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 12

植物ファクトリーセットの中身

長らくお待たせしました!
10/15 開催予定の「家庭でできる植物ファクトリー」講座。

今回は、植物の栽培を通して、
林先生が「工夫する楽しさ」を伝授して下さいます。

・種って、どうすればうまく発芽するの?
・乾いてから水をあげてるけど、何でしおれるの? などなど。

知ってるようで知らない、わかるようでわからない、
栽培についての基本とそのメカニズムについて
楽しくやさしく解説していただきます。

以前、奈良で行われた「水やりの常識・非常識」という講義には、
定員の250名を超えるたくさんの方が集まったとか。
それだけ需要があるって、単純にすごいですね。

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ガーデニングや室内栽培でお悩みのことにも、
すべて林先生がお答え下さいます。

「枯れちゃったけど、いまだに原因がわからない!」のを
そのままにせず、一つ一つ理由をたどることをきちんとすれば、
次に育てる時にできることも変わっていくはず。

そうすれば、植物のことがもっと身近になり、
植物のことが少しわかれば、「工夫する楽しさ」も生まれてくる。
そんなことを知っていただくための講座です。

お手持ちの植物で調子が悪いものがあれば、
お写真や現物を持って来ていただいてもOK。

当日の講座内だけでなく、事前質問やお家に帰ってからの
アフターケアにも対応していただけるという、
何ともありがたいお言葉には、頭が下がりっぱなしです・・・。

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植物の専門家でありながら、情熱と信念をもった教育者として
植物やその栽培法を楽しく正しく理解してもらうためには
労力を惜しまれない、本当に本当にステキな先生。
前回の香り講座でも、みなさんがファンに!)

信じられないぐらい、超多忙なスケジュールをこなされながら
企業や研究者、学生さん、私のような者にまでも
分け隔てなく接して下さる貴重な方です。

普段専門家の方とお話しする機会はそう多くないと思うので、
この機会にぜひ、たくさん質問してみて下さいね!

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今回の講座内容は、種まきと挿し木(植物から一部茎を切り取って、
新しい株を育てていく方法)、室内および屋外での栽培のコツ。

挿し木に使用するのは、
数種類のミント、ローズマリーやセージ、レモンバームなど、
日本最大のハーブ農園、浜松花きさんのハーブの中でも、
特に香りのいいものばかり。
ミントは、ティータイムに紅茶に入れていただくこともできます。
(入荷状況によって、多少変更する場合があります。)

挿し木や種まきが手軽にできるようになると、
お料理やお飲み物に入れるための食材を育てる楽しみも。
私はこの機会に、アンフルラージュ用のハーブを
たくさん育てたいなーと思っています。

先日ご紹介したように、近畿大学の学生さんが
この講座のために育てて下さっているレタスも登場します。
室内栽培に限らず、お庭やベランダ、ハウスや畑でのお困り事など
何でも丁寧にお答えいただけますよ。
(林先生の家系は、伝統野菜を作る農家さんや
農学を専門とした研究者さんなど、農業一家なのだそう!)

そして、植物ファクトリーキットの内容です。

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まずは、種まき+挿し木用のトレイが1つ。
36穴で、27.5cm×27.5cmの十分な大きさです。

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今回は「培地」という土の代わりになる繊維を使用します。

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土作りは本当に難しいですが、
繊維を使った培地は、初心者にも扱いやすいという特徴があるので、
まずは栽培に成功して、植物を育てる楽しさを
感じていただくだくきっかけにしてもらいたいなと思っています。

初対面の方やお客様と、植物のことをお話していると
かなりの確率で、「私、育てるの下手で・・・」とか
「育ててたけど、枯らしてしまったわ・・・」と言われたりします。

みなさん、どこか心に傷を負っているような様子を見るにつけ、
いつも寂しいような悲しいような気分になっていました。
なのでまずは、「自分でも育てられる!」という自信を
身につけていただきたいというのが、この講座の狙いでもあります。

この培地は、元々洋ラン用に開発されたものなので、
水ゴケの代わりにするのにも適しています。
今人気のコウモリランやエアープランツなど、着生植物もOK。

水ゴケというと、環境破壊が問題になってきていますが、
この培地は天日干しなどで消毒すれば、繰り返し使えます。

私は一時期、かっこいい水ゴケ(?)を探していたので、
教えていただいた時は、「コレコレ!」と喜んでしまいました(笑)。
挿し木にもとても向いているそうなので、楽しみにしていて下さいね。

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そして、育った後に植え替えるための鉢が6つ。
10.5cmポットで、トレイ同様光を通しやすい半透明です。

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この6つ分に対応した培地、ハーブの苗と野菜の種、
栽培のポイントを記したカードがセットになっています。

うーん、ほんとに楽しみ!!
準備がまだまだ残ってるので、フルスピードで頑張ります!

まだ数席空きがありますので、ご興味おありの方は
メールにてご連絡下さいね。

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 01:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 10

「大人の学び」 × 堀田裕介

10/9 「大人の学び」〜アンフルラージュから広がる世界 vol.7

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昨日の講座、「香り」を食べるということ。
秋晴れの三連休中日、朝7時半の様子です。

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食べるバラもあったので、いつもとは違うレイアウト。
100本以上のバラの香りで、会場は色めき立っていました。
VADE MECVM.さんオリジナルのテキスタイルも
涼やかに風にそよいでステキ。

ちょっと長くなりますが、様子をご紹介していきたいと思います。

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特別ゲスト、料理研究家の堀田裕介さんです。

堀田さんの活動は、「食」という言葉では
説明しつくせないほど、多岐にわたります。

いくつかのレストランやカフェで本格的に調理経験を積まれた後、
自ら農業にも関わりながら、生産者の顔の見える作物を
直接消費者へ届けるマルシェの運営をされ、
そのためのデザインにも重きを置かれています。

「フードスケープ」という名の新たな活動では、
食材を視覚的・観念的に捉え、土地や人に由来した
ケータリングフードを野外やパーティー会場などで
展開されてきました。

子ども向けのワークショップにおいては、
子どもならではの味への好奇心や探究心を養うことを
大切に考え、大人の固定概念を押し付けない方法で
食育も実践されています。

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今回の企画を行うにあたって、堀田さんとお話する中、
味覚の五要素である「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」は
鼻をつまむと感じないという、味覚と嗅覚の密接な関係について
話題が及び、そこにあらためて着目することにしました。

「香りを食べる」ということをあえて意識しなくとも、
日常から私たちは香りをともなって食べ物を口にしています。
「食べる」という行為は、香りがあって初めて「味わう」ことに
つながるものです。

そこで、香りを感じるために作られたバラを食材として使い、
口に入れるものへと変化させていく段階で
「香る」「食べる」「味わう」とは、どういうことなのかを
感じていただきたいと思いました。

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ということで早速、堀田さんによる
コンフィチュールとスペシャルメニューの実演です。

今回はフレンチ。
以下のレシピカードをご用意しました。

・鯛とバラのヴァプール ロールケーキ仕立て
・深紅のブールブランソース
・バラと林檎(洋梨)のコンフィチュール
・バラのビネガー

みなさん、カメラとカードとペンを両手に持ちつつ、
堀田さんのお話や手さばきに集中されています。

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料理や風味、農業や香りを専門にお仕事をされてる方もいらっしゃり、
なるほどと感じる、いろいろな質問がありました。

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あらかじめ、グラニュー糖をまぶしておいたリンゴを煮て、
バラの花びらなどを加えていきます。

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徐々に、リンゴへ色と香りが移ってきました。

奥は、バラとバター、ビネガーなどを使ったブールブランソース。
この日のために仕込んできて下さった、バラのビネガーを混ぜ、
水分と油分が分離しないためのコツを伝授。

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本日のメインディッシュ、鯛とバラのヴァプールです。
ヴァプールとは、フランス語で「蒸す」という意味。

鯛を薄く開いた上に、鯛やバラなどをペースト状にしたものを
塗り伸ばし、さらにバラの花びらを並べて巻いてから
蒸すという手の込んだもの。

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そして、できたてホヤホヤのコンフィチュールをお皿に塗ります。

その上から、ヴァプールを切り分けて盛りつけ、
深紅のソース、花びらとお野菜で仕上げれば、できあがり。

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いよいよ、実食です。

私はいろいろ準備に追われ、試作に同行できなかったんですが、
それを知った参加者の方たちが味見させて下さいました。
みなさん、ありがとうございます・・・(涙)。

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そしてお味の方はというと、ほんとに美味しかったです!!
鯛とバラとバターがこんなにもマッチするとは思いませんでした。
ほどよい塩味とコンフィチュールの甘味とのバランスも、絶妙!

これを味と言ってしまうと、舌でだけ感じているようですが、
鼻あってこそと思うと、不思議ですね。

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フレンチって、やっぱり芸術的だなと思いました。
意外な取り合わせや、ほんの少しのアクセントが
新たな個性を生み出し、思いもよらない味に仕上がっていく。

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私自身、実はあんまり香水を使わないんですが、
フランスの香水作りの精神にも似ているなと。

それから、コンフィチュールとクリームチーズを混ぜたものを
クラッカーに乗せて。

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その後、みなさんにもコンフィチュールを作っていただきました。

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チームごとに、リンゴと洋ナシのどちらかを選択。

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バラをよく洗い、花びらの苦みにあたる部分をカットしていきます。
カットする前とした後、みなさんにも食べ比べてもらいました。

初対面の方同士が多い中、短時間ではあるものの、
それぞれチームカラーが出ていて、面白かったです。

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とってもテキパキと手慣れた様子の、プロチーム。

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終始笑いの起こっていた、ムードメーカーチーム。

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ひと家族の食卓を覗いているような、アットホームチーム。

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グツグツ煮込み始めたら、ちょっと鍋をお任せして、
仕上がりは、最後のお楽しみに。

アンフルラージュの講座へうつります。

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お気付きの方もいらっしゃると思いますが、
前回とは違う点が、プロジェクターの導入。
当時のアンフルラージュの様子をご覧いただくことができました。

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一週間育てていた、バラのポマードの収穫です。

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食べるバラは味で選びましたが、
アンフルラージュに使うバラは、香りの移りやすさで選んでいます。

同じように香りが強くても、成分の違いによって
シアバターへのなじみ方は異なります。

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原種のフジバカマも、みなさまをお待ちかね。
実際に香りを嗅ぎ分けながら、花や葉をカット!

花はフレッシュな状態で甘い香りが、
葉は乾燥し始めると桜餅のような香りが出てきます。
平安時代に通じる香り、うまく育てていただけるといいな。

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今回は特別にSHALEキットをプレゼントし、
バラかフジバカマを持ち帰られるようにしたため、
どちらを選ぶか悩まれる方も。

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そして、完成したそれぞれのコンフィチュールと
お土産のビネガーです。
ロゼワインのような色が、とってもキレイ。

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この日のために、ボトルのラベルも作りました。
「manger」はフランス語で「食べる」という意味。

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レシピカードは、こんな感じでした。
(どちらも、イラストは和出伸一さん!)

参加者の方から、バラは売ってますか?とのご質問も。

バラだけのご注文はもちろん、もしご希望があれば、
レシピとボトルも販売できるようにしようかなと思っています。

私も料理好きの友人に、プレゼントとしたいなーと思っていたので
堀田さんの味を体験してみたい方は、お気軽にお問い合わせ下さいね。

最後になりましたが、イベント盛りだくさんのこの季節に、
たくさんの方にお集まりいただき、
秋講座の初回、無事終了することができました。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

そして、バラ園見学や試作、食材の仕込みなど、
当日までのいろいろな作業を楽しみながらこなして下さった
堀田さんとアシスタントの福本さん、ありがとうございました!

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今回は、食べたことのない食材をアレンジすることがテーマでした。
そのために、香りがあって初めて「味わえる」ことを
知識としてではなく、身体で感じていただくことを目指しました。

逆に香りが強すぎれば、食欲さえそがれてしまうことを考えると
当たり前のようでありながら、そのさじ加減は
あらゆるシーンで緻密に計算されていることに気付かされます。

そして、今感じていること。
毎回講座後にはアンケートをお願いしているんですが、
その反応にはいつも学ぶことが多いです。

このお話が聞きたかった、こういうことがしたかったというお声は
その方にによってさまざま。

100%満足ということは難しいにしても、
「知りたい」と思って下さる方のお気持ちは本当に貴重です。

広く知っていただきたいと思う反面、
もう少し一人一人に向き合って
丁寧に伝えていけたらなと感じています。

もちろん、後日お問い合わせをいただいた方には、
誠心誠意対応しますが、まずは講座内での限られた時間が勝負。

まだまだ至らない点ばかりですが、
私にとっては、参加者の方に喜んでいただくのが
最大で唯一の目的だと、最近気付きました。

アトリエミショーの講座が、たくさんの香りを発散するものだとすれば、
みなさんには相性のいい香りだけを吸着して
持ち帰っていただいてるのかなと思ったりしています。

初めて来て下さる方、、回を重ねて来て下さる方、
その濃度や香りのお好みは、一人一人違うもの。

逆に私も、みなさんとの会話やご意見から
いろんな香りを吸着して、また形にしていきたいと感じています。

そんなことを考えながら、
残り2回、しっかり取り組んでいきますので、
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

次回は、早くも5日後に迫った10/15(土)の
林孝洋先生による「家庭でできる植物ファクトリー」。

遅くなってしまいましたが、キットも揃ってきたので、
こちらのブログで急いでご紹介していきます。(明日までには!)
ご興味おありの方は、またチェックしてみて下さいね。

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 13:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 08

食べるバラの登場です

明日のワークショップで食べるバラ。

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色は濃厚ですが、食べ比べた中では
これが一番甘酸っぱくておいしいです。

おくだばらえんさんのバラは、
普通のバラのように茎がまっすぐではありません。
あえて、曲がったものや大きさの違うもの、
わんぱくなバラたちが自由奔放に育てられています。

だから私も、その個性を損なわないように、
トゲを残したままにしています。

瓶の中に入れようとしても、スッとおさまらない。
あっちこっち向いてしまうのが、最近気に入っています。

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仕込んでから一週間経つスパイスの香りも
だいぶ育ってきました。

お店でセッティングしていると、いろいろなお客様と
直接お話ができるのが、とっても幸せです。

今日は上海からのお客様が。
いろいろご質問下さったので、
たどたどしい英語で説明させていただきました。

バラを食べる、花から香りを集めることに驚かれ、
建築に興味があるという彼女は、
VADE MECVM.の空間にも感激していたようでした。

明日から始まる3講座、たくさんの方々と
お話できるのを心から楽しみにしています。

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アトリエミショーを立ち上げて、まだ二回目のイベント。
いつかは、と思っていたゲスト・ワークショップが
早くも実現の運びとなり、本当にワクワクしています。

ただその結果、前回に比べると
やや高めの参加費になってしまいました。

にもかかわらず、関心をお持ちいただき、
お申し込み下さった方々に、私からのささやかな御礼として、
SHALE(シャーレ)キットをプレゼントさせていただくことにしました。
(キットの詳細は、こちらからご覧ください。)

バラかフジバカマのどちらかお好きな方を
一緒に持ち帰っていただこうと思っています。

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まだそれぞれ残席ありますので、
この機会にぜひご参加くださいね。

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 18:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 07

フジバカマ搬入しました

今日ようやくフジバカマを搬入してきました。

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(クリックすると、大きく見られます。)

今年も大きく成長して、甘い香りを漂わせています。

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原種ならではの色と香りを、ぜひ味わいに来てみて下さいね。

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 23:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 06

Parfum Cru カード

いつもアンフルラージュ講座でお配りしている
パルファムクリュのリーフレット。

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挿し絵は、アトリエ ミショーおなじみの、和出伸一さん

「中世」「エッチング」「緻密」のキーワードを元に
いろいろなサンプルをお見せした結果、
出来あがってきたものは、何となくボンヤリ描いていたイメージを
的確に捉えて形にして下さったものでした。

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この絵を、もっと違う形でみなさんにもお見せしたい!
ということで、リーフレットをポストカードに作り直してみました。

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ほぼ原画に近い再現性。
一本一本、細やかな筆致までご覧いただけます。

裏面には、使い方や解説が入っていますが、
十分スペースがあるので、お友達やご家族に
お手紙として送っていただくこともできちゃいます。

今週末のアンフルラージュ講座で
みなさんにお渡しできるのが、今から楽しみ!

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なお、前回の講座に参加していただいた方や
今までパルファムクリュキットを購入して下さった方にも
プレゼントさせていただきますので、
ご希望の方は、コチラまでご一報下さいね。

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10/9 (「香り」を食べるということ)のレシピカードや
10/15 (家庭で出来る植物ファクトリー)の栽培カードも、
このサイズで統一していきますので、
和出さんのいろんなイラストをファイリングすれば、
自分好みのオリジナルブックが完成します。

以前、ブログでご紹介したこんなイラストや、

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こんなイラストもありますが、

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どんな風に仕上がるかは、まだヒミツ。
(ちょっとテイストが変わるかも?)

そして、10/9の講師・堀田裕介さんから
コンフィチュールの試作画像が届きました。

講座で使用する品種は、もっと濃い色のバラですが、
これはほんのりピンクの桜色。
畑で育てられている方から、いただいてきたそう。
どんな味がするのでしょう!

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お庭や畑でお花を育てている方は、
ごく自然に生活に取り入れられていて、ステキですね。

私の場合、花を買ったことがないという祖母がお手本でした。
いつ帰省しても、玄関・台所・居間・応接間・床の間・トイレ、
家中あらゆる場所に、花が飾られていました。

まったく気負いなく、「その辺にあるものを切ってきただけ」
と、いつも言っていた祖母。

花というのは、その時限りしか見られないものだからこそ、
どんな風に生けているのか、この花が咲く今は何月なのか、
いろんなことを見逃さないように、家中観察していたように思います。

だからというわけではないですが、
ミショーでは、繰り返し同じ講座は行わないようにしています。

その時の参加者に合わせ、季節に応じて、
少しずつ変化をつけながら、内容が動いています。

10/9の料理講座は、特にそういう思いがつまっていて、
今回のメニューを堀田さんに作っていただくのも、一回限り。
そこが、繰り返し同じメニューを食べられるレストランとは
一番異なる点かもしれません。

そう考えると、さらに感覚を鋭敏に研ぎ澄まして
体験することができるのではないでしょうか。

若干テンションが上がっているのか、
いつにも増しての長文、失礼いたしました。

秋の講座、いよいよ始まります!
講座に参加される方も、展示を見に来て下さる方も、
いろんなことを感じてみて下さいね。

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     ソトコト2011年11月号 木楽舎 2011.10.05 Amazon

昨日発売のソトコトで、チラリとご紹介していただきました。)

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 00:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び

2011 10 04

10/9 バラクッキングの舞台裏

料理研究家・堀田裕介さんによる、
バラを食べるワークショップ、いよいよ今週末に迫ってきました。
(堀田さんの最新ブログはコチラから。)

先日のおくだばらえんさんへの下見に続き、
試作のための仕入れと仕込みです。

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料理人の分厚いの手の平には、かわいらしいバラたち(笑)。

まるで果物狩りのように、
とにかく色とりどりのバラたちをちぎっては食べ比べました。
今回は使いませんが、新芽が意外とおいしいことも発見。

そしてようやく、今回使用する品種が決まりました!
食べるバラと、飾るバラと。
一体どんな組み合わせになるでしょう。

試作風景が堀田さんから届いたので、少しだけご紹介します。
調理現場に潜入してるみたいで、ワクワク。

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まずは、コンフィチュール。

バラ特有の香水のような匂いを和らげるため、
そして食感を加えるため、今回はある果物を使います。
とてもおいしくなったようですよ〜!

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こちらは、メインディッシュ。

向こう側に見える、発色のいい赤紫色はバラですが、
手前のピンクはなんでしょう。伸ばされています。

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あっ、包まれちゃった!

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何やら加工が加えられ、カットした中身はこんな感じ。
バラの花をイメージした形という、乙女心をくすぐる演出も!

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そして、試食用ができあがりました。
こちらも、おいしく仕上がったったそうですよ〜!!

当日はさらに本格的に野菜やお花で彩られ、
バラのビネガーやバターソースを使って、味を調えていくとか。

さすが、プロの技。
一体何が行われていたのか、どんな味なのか、かなり気になります。

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そのビネガーも、いい感じに浸かってきてます。
みなさんに持って帰っていただくために、ボトル用ラベルを作成中。
参加されるみなさん、お楽しみに!!

イベント詳細は、コチラ
posted by クラタ at 01:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び