2011 06 01

「大人の学び」 × 鞍田崇

5/29 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.3

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前回に増しての大雨。
というか、台風により大荒れのお天気。

朝、お客様が揃うのを待つ間は、とてもハラハラ緊張します。
ちょっと場所がわかりにくいけど、辿り着けるかな。
この大雨の中、ずぶ濡れになっていないかな。

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けれどこれは、「大人の学び」。

一から十まで説明し尽くす、「子供の学び」が受け身だとしたら、
少し説明を抑えたことで生まれるすき間に、積極的に意味を見出し、
自ら可能性を拡げていくのが、「大人の学び」だと思っています。

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今回は、哲学者・鞍田崇さんの特別講義
「香りにまつわる文学を読み下すレッスン」。
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』がテーマです。

香りから記憶が呼び覚まされる現象を、
俗に「プルースト現象(効果)」と言いますが、
その発端は、全8編にわたるこの超長編小説に由来します。

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まずは、鞍田さんがプルーストに関心をもったきっかけのお話から。
そして、言葉そのものが香り的な要素をもっているという
哲学的な洞察に及んでいきました。

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『失われた時を求めて』の魅力は、表現としての巧みさや
ストーリー展開に留まらず、「話すように書く」とジャン・コクトーが
評したように、その独特の文体が醸し出す雰囲気にある、とも。

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参加者の方には、フランス語の原文で読んだという方も
いらっしゃり(!)、日本語の表現との違いにも展開しました。

みなさんにも、拾い読みしていただきながらのレクチャー。
詳しくは、後日ホームページ内でご紹介していきます。

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3回目を迎え、リピーターの方に
「ようやく理解できました。」とおっしゃっていただいたり、
男性参加者が最多ともなったワークショップ。

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みなさん、真剣に質問中。

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たくさんの香りを胸いっぱいに吸い込んで。

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いろいろ考え込んでみたり、
インスピレーションを生み出したり。

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道に迷って、トーク後に遅れてこられた方がいらっしゃいました。
(一応、こちらからもお電話しましたが、つながらず・・・!)

その方に、「間に合わず、残念でした。」と、声をかけた時。

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「バラの香りに誘われて、こっちかなと進んでみると、
一面のバラ園(靭公園)に辿り着きました。それを見られただけで十分。
トークの様子は、またホームページで拝見しますね。」

と微笑まれ、前日に用意されていた
谷川俊太郎の詩を、私にプレゼントして下さいました。

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ここへ来て下さる方は、楽しむのがとてもお上手。
説明しすぎなくても、意図したことがきちんと伝わり、
それ以上のものを持ち帰って下さる方ばかりです。
きっと日々の生活においても、そうなんだろうと想像しています。

加えて、お話し始めると、みなさんエネルギッシュで明るい!
お見送りをした後、シンと静かになった会場で片付け始めて
ようやく、台風の存在を思い出したほどでした。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

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多くのみなさまに支えられ、ようやく本講座も折り返し地点です。
残り半分、スピードを落とさず、
充実した学びの時間をご提供したいと思っています。

次回6/5は再び、二時間たっぷり香りのお話。
久しぶりに、晴れの予報なので、
靭公園のバラ園にも、遊びに行っていただけそうです。
部屋中にバラの香りが広がる予感も。

前回と同じく、香りやバラに関してなら、
さまざまなお話に展開できるオーダーメイドレッスンですので、
前から気になっていたこと、話を聞きながら疑問に思ったこと、
ぜひメモを片手に、積極的にご質問して下さいね。

おかげさまで、残り3回すべて満席となりました!!
こんな講座を行う予定です。
posted by クラタ at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び
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