2011 05 20

「大人の学び」 × 片桐功敦

5/15 「大人の学び」〜アンフルラージュをひもとく講座 vol.1

297.jpg

なつかしい勉強机が並びます。

今あらためて考えてみても、よくできたデザイン。
作業に十分なスペース、長時間座っても疲れにくい机と椅子の高さ、
ものを入れられるポケット、カバンを引っ掛けるフック。

誰もが使ったことのある机だからこそ、
何の説明もなく、自然とみなさん自分の空間を作っていかれます。

298.jpg

まずは、華道家・片桐功敦さんとの対談 「今、自然から学ぶこと」。

片桐さんがこれまでされてきた活動の中から、
花のもつ精神性や、その場に居合わせた時の空気感、
そして、個人的な香りの記憶についてもお話をいただきました。

詳細は、後日あらためてホームページでご紹介します。

299.jpg

その後、アンフルラージュや香りについて、
実際に香りを確認していただきながら、講座を進めていきました。

みなさん、初めての香りやかいだことのある香りに、頭をフル回転。
「これ、知ってるはず!」「ライチみたいなにおいやな」「好き好き!」

307.jpg

そして、いよいよアンフルラージュ体験です。

ご自分で香りをかぎ分けながら、お好みのバラを手に
みなさん上手に香りを集め、次回のみなさんへバトンタッチする
バラを仕込んで下さいました。

300.jpg

今回は贅沢なことに、
片桐さんのイメージする「バラ」が表現された詩で
急遽朗読も行われました。

外の喧騒から隔離された静かな空間の中、
片桐さんの重厚感のある声だけが響き、
全員が手を止め、耳に集中した時間・・・。

301.jpg

さらに、前日急にお願いしたデモンストレーション。

バラは生けたことがないという片桐さんが、
どんなバラを選び、どんな風に扱われるか。
私自身、とても見てみたかったのです。

こちらでご用意したのは、一般的な切り花には少ない、
生命感がむき出しになったバラたちでした。

グニャグニャと曲がったもの、枯れかけたもの、頭だけ大きいもの、
鋭いトゲがびっしりとついたもの、とても長いもの。

302.jpg

バラの顔や角度を凝視し、選ばれたバラが姿を変えていきました。
器になったのは、壺石(つぼいし)。
めのうの一種で、自然に中が空洞になった岩の塊のようなものです。

こちらも、後日動画で。

303.jpg

最後に、おもむろに一本のバラがむしり取られ、

304.jpg

パラパラパラ

305.jpg

パラと、散らされました。

何かいいタイトルはという話題になった時、
参加者の方から「散華(さんげ)」という言葉が出てきました。
花びらを散らした時に、その言葉がふと思い浮かんだと。

「散華」とは、仏教の法要時に、花や葉をまき散らすことを言いますが、
仏を迎え入れるため、花の香りで鬼神祓いをしたと考えられています。
片桐さんの花とバラの香りが、「散華」でつながりを見せた、
面白い発見でした。

こうして、盛りだくさんの第一回は、みなさんのおかげで
充実した内容となり、最後のティータイムを含め、
嗅覚・触覚・聴覚・視覚・味覚をフル活用した、
とても勉強になる会でした。

ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

306.jpg

次回5/22は、二時間たっぷりと香りのお話ができます。

歴史的に香りがどう使われてきたか、香りの種類やメカニズム、
シンボルとしてのバラのお話や、文学・科学の観点からも、
香りにまつわるお話はさまざまです。

みなさんの関心に合わせて、お話しながら内容を変えていきますので、
しっかり学びたい方にピッタリのオーダーメイドレッスンになるかも。
香りを言葉で表現する、ワークショップも行います。

まだ空席がございますので、ご興味おありの方はお早めに!!
お申し込みはコチラ
posted by クラタ at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大人の学び
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/45320278
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック