2011 02 15

× 木工 ふくなり

先週の名古屋。
波打ちガラス越しの雪。

橦木館1

ここは、名古屋市東区の橦木館
元陶磁器商の別邸だったお屋敷が、
現在は展示施設として、一般にも開放されています。

この橦木館の和室と蔵を舞台に、
木工ふくなりの初個展が開かれています。
二人の作り上げた空間に、お花を少し入れてきました。

庭の雪が反射して、明るい受付。

橦木館2

漆塗りの飾り板は、女性用の下駄の刃を転用し、
新たに漆を塗って丁寧に仕上げたもの。
粗い鋸目が残ったままの素朴な趣には、青々とした麦を。

橦木館7
↑ よく見ると、ギザギザが。

床の間には、スツール。

橦木館3

違い棚には、一輪挿し。

橦木館4

縞模様の美しい、どっしりとした栃の木のヴォイドを
生かすために計算して作られた、軽やかな真鍮の筒。
このバランスを崩さないよう、リズム感のあるグリーンベルを。

橦木館9

対で置かれていた紫壇バージョンともに、
すでに使い手が決まったんだとか。

この他にも、イージーチェア。

橦木館10

円卓やローボード、手提げカゴ。

橦木館11

小抽斗に文庫棚、設計図面や木に関する書籍も展示。
すっかり、ふくなりワールドが出来上がっていました。

別棟になっている蔵の中は、ダイニングルームの設えで、
テーブルセットや食器棚、リビングボードなど。

橦木館12

ここにも、木の一輪ざしが。

橦木館5

踏み台の高さと形に合わせて、ピレアグレーシーを。

木造住宅ということもあり、室内の色調が単調にならないように、
でも派手でなく、モダンな雰囲気でもないようにという希望のもと、
他にも何箇所か、色のあるお花を入れてきました。

無垢材がもつそれぞれの性格、模様、質感を大切に考え、
それらに再度役割を持たせるように、最終型を決めていく手法。

ふくなりの仕事というのは、材のもつ長所を見出し、
魅力が最大限に引き立つ、形や用途を導き出す作業から始まります。
真髄は「見出す」ことにあり、そこからモチベーションも生まれている。

商売道具や材料としてだけではなく、
一つ一つに向けられた温かい眼差しが感じられます。

そのふくなりの精神に反しないよう、今回は極力シンプルに、
器、ないしはその木肌が引き立つように意識して
お花を選びました。

展示は今週末の20日まで。
お近くの方は、お見逃しなく。

橦木館6
↑ この器は木ではありません。お花は木瓜。
posted by クラタ at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他イベント
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