2010 05 11

Novus Domus

Novus Domus(ノウス・ドムス)。
ラテン語で、「新しい家」。
将来の会社名を考えていた頃に、候補に挙げていた名前です。

やっと新しい家が決まり、六月末に引っ越すことになりました。
今の家と同じ左京区内で、ほとんど場所は変わりませんが、
もうすでにつらくなっているのが、庭とのお別れ。

ともに過ごした三度目の春は、あっという間に終わってしまいました。
沈丁花(じんちょうげ)や椿、紫陽花(あじさい)に藤袴(ふじばかま)、
そして、桜とももうすぐ離れ離れです。

桜1

奇跡のような新芽に歓び、花を愛で、新緑の光を浴び、落ち葉を掃き、
どんどん愛着の湧いてしまった植物たちを残していくことが、
私にとって何より寂しい出来事です。

「八重紅枝垂桜(ヤエベニシダレザクラ)」は読んで字のごとく、
八重咲きで、濃いピンクの花をつけ、枝が垂れ下がる桜です。
平安神宮に多く植えられていることで知られています。

桜2

最初は枝の数も少なく、増えても好きな方向に伸びていくので、
枝向きのいいものだけを残したり、風通しをよくするために
枝を落としては、少しずつ少しずつ樹形を整えていました。

いきなりきれいにはならないので、翌年を見越して新芽を育て、
栄養のゆきすぎた枝や枯れ枝を落とし、ゆっくりとした成長に
寄り添って、大切に育んできた時間も、あとわずか・・・。

桜3

今年はようやく、枝垂桜らしい曲線のきれいな枝ぶりになり、
花もたくさんたくさんつきました。
真下から見上げると、透き通るようなピンクが一面に!!
ソメイヨシノよりも色が濃く、ボリュームもあるので、一層華やか。

八重だけに散る花びらの量はかなり多く、絨毯とまではいかなくとも、
青々とした苔の上に、無数に舞う花びらの桃色が映える、
それは見事な「花筵(はなむしろ)」にもなりました。

その写真を撮り忘れたことだけが心残りでしたが、もう十分。
来年は、今のように触ったりできなくはなりますが、
偶然を装って、家の前を通りかかってみようかなと・・・。

桜4

次の家は、もともとの建物自体は古いながらも、
全改装でほぼ新築のように生まれ変わっています。
あと少しだけ工事が残っていて、希望を聞いてくれることになりました。

今の4分の1ほどですが、小さい庭が家の裏側にあり、
ハート型の葉っぱをした、桂(カツラ)の木が植わる予定だそうです。
その位置を決めたり、全面ウッドデッキになる予定だったところを
小さくしてもらったりで、何とか土面は確保できそうでした。

新しい庭でまた、みなさんにご紹介できるような植物が
すくすくと成長してくれるよう、気持ちを切り替えて楽しむことにします。
この桜たちにもまた、幸せな生活が待っていますように・・・。
posted by クラタ at 02:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 植物のいろいろ
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